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女子テニスツアーのBGLルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ/ ルクセンブルグ、賞金総額22万ドル、ハード)は19日、シングルス準々決勝4試合が行われ、V・ウィリアムズ(アメリカ)が第1シードのR・ビンチ(イタリア)を7-6 (7-2), 6-4で破り準決勝進出を果たした。これでランク上位8人のシード選手がすべて敗退し、波乱含みの大会となった。
今大会が全米オープン以来の試合となったヴィーナスであったが、今週は切れ味の鋭いプレーを見せており、この日も第1シードのビンチを7-6(7-2), 6-4の接戦で破り、1時間44分で勝利をおさめた。
試合後ヴィーナスは「本当に緊迫した試合でした。私が彼女(ビンチ)のサーブをブレークすると、次のゲームで彼女は信じられないボールを返してきました。私たちは本当にすべてのポイントを奪いあい、ボールを追いました。彼女は、今年シングルスだけでなくダブルスでも素晴らしい成績をおさめています。そんな選手に勝つことができて本当にうれしく思っています。」と振り返る。
病気による7カ月の休養を余儀なくされ、今年の3月にツアーへ復帰したヴィーナスであるが、今日の勝利で復帰後2度目のとなる準決勝進出を果たした。
「ひとつひとつの試合が私にとっては挑戦です。誰もが1年の終わりは良い形で迎えたいと思うものです。私だってそう思います。だから決勝進出を目指します。」と意気込みを語るヴィーナス。
ヴィーナスは準決勝で世界ランク106位のA・ペトコビッチ(ドイツ)と対戦する。ペトコビッチは世界ランク182位のK・ペルバク(ロシア)を6-3, 6-2で破り準決勝進出を果たしている。
「ファーストセットの最初の2、3ゲームでもう少し積極的に行くべきだと感じました。それが試合を変えるきっかけになりました。」とペトコビッチ。「ファーストセットは6-3で取ることができましたが、5-5になっていてもおかしくない展開でした。重要なポイントで私のほうが少しラッキーでした。」
ヴィーナスとペトコビッチは過去2度対戦し、1勝1敗となっているが直近の対戦ではヴィーナスがフルセットの末勝利をおさめている。
準決勝その他の試合では、D・ハンチュコバ(スロバキア)とM・ニクルスク(ルーマニア)が勝ち上がり決勝進出をかけて対戦することとなった。
29歳のハンチュコバは31歳のL・ドミンゲス=リノ(スペイン)と対戦。ファーストセット1-4の劣勢から続く13ゲーム中12ゲームを一気に獲得し勝利をおさめた。
「試合の序盤は少し焦ってしまっていたので、自分に落ち着くように言い聞かせました。彼女との直近の試合は、フェドカップでの対戦で、その時は3時間を超える試合になっていたので、今日も厳しい試合になるだろうと思っていました。セカンドセットのスコアは6-0でしたが、内容は厳しいものでした。」とハンチュコバ。
ハンチュコバは足の怪我により、全仏オープンを含めたクレーコートシーズンを棒に振っていたが、これで2月に優勝したパタヤオープン以来となるツアー大会での準決勝進出を果たした。
世界ランク70位のニクルスクは、47位のL・フラデカ(チェコ共和国)と対戦。序盤からニクルスクが圧倒し8ゲームを立て続けに連取するなどし、6-0, 6-4で勝利。ニクルスクも夏場に左手を負傷し2ヶ月間プレーが出来ないでいたが、昨年決勝に進出した本大会で1年ぶりとなる準決勝進出を果たした。
「左手の疲労骨折で何カ月も試合にでることができませんでした。だからテニスができるだけで本当に幸せです。簡単なことではありませんでしたが、またここで良い試合ができ、昨年に続けて準決勝に進出できて本当にうれしく思います。」とニクルスク。
ハンチェコバとニクルスクはこれが初めての対戦となる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
V・ウィリアムズ ○-× R・ビンチ (1), 7-6(7-2), 6-4
M・ニクルスク ○-× L・フラデカ, 6-0, 6-4
A・ペトコビッチ ○-× K・ペルバク, 6-3, 6-2
D・ハンチュコバ ○-× L・ドミンゲス=リノ, 7-5, 6-0
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
(翻訳/大木茂敬)
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