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男子テニスツアーのマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、賞金総額85万ドル、インドアハード)は土曜日に準決勝を行い、日本期待の第3シード錦織圭(日本)が第2シードのJ・モナコ(アルゼンチン)の胸を借りたが、2-6, 6-2, 6-7(4-7)の僅差で敗れ、決勝進出はならなかった。
第1セットを6-2で落とした錦織だったが、第2セットを同じ6-2というスコアで取り返すと、ファイナルセットでも勢いを維持して5-2と大きくリードを重ねる。
しかし粘るモナコはそこから3ゲーム連取の猛攻で5-5に追いつくと、試合は結局タイブレークへ。
タイブレークでも積極的なプレーをみせたモナコは、7-4でタイブレークを奪い、大接戦を制して決勝進出を決めた。試合時間は2時間42分にも及んだ。
モナコは試合後、「錦織のプレーはすごかった。第2セットに入ると息を吹き返し、僕のプレーを勝るテニスをしていた。ファイナルセットは浮き沈みが激しい試合になり、彼にマッチポイントが1本あったけど何とか跳ね返したよ。試合の締め方がうまくいったね。観客も喜んでいたと思う。」と激戦を振り返っていた。
「モナコのプレーはとてもよかったけど、僕のプレーも悪かったとは思わない。彼はサーブがよく、またボールが走っていた。一方、僕はベースラインの中で攻撃的にプレーしていくことを止めてしまった。」とは22歳錦織の弁。
錦織は今シーズン初の決勝進出を目指していたが、惜しくも目標達成とはならなかった。
勝ったモナコは今季4勝目を目指して第7シードのJ・ベネトー(フランス)と対戦する。ベネトーは準決勝で第1シードのD・フェレール(スペイン)を6-4, 6-1のストレートで撃破しての勝ち上がり。
試合後、ベネトーは「彼(フェレール)はとても安定しているので簡単には倒せない相手。でも過去に勝ったことがあったのでチャンスはあると思っていた。勝ててうれしい。決勝の勝率は五分五分だね。モナコはとても粘る選手なので。」と述べている。
他方、敗れたフェレールは「コンディションもよく、まずまずのプレーができていたけど、彼はすばらしいテニスをみせていた。僕のプレーよりもよかったね。チャンスはあったけど、大事なポイントで彼の方が一枚上手だった。」と勝者を称えていた。
今大会の優勝賞金は15万3400ドル。
(翻訳/森田系太郎)
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