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男子テニスツアーのサンクトペテルブルグ・オープン(ロシア/サンクトペテルブルグ、賞金総額41万850ドル、インドアハード)は日曜日に決勝戦を行い、第3シードのM・クリザン(スロバキア)が第4シードのF・フォニュイーニ(イタリア)を6-2, 6-3のスコアで一蹴し、見事、ATPツアー初優勝を飾った。クリザンは優勝賞金7万365ドルを獲得した。
格上のクリザンは、第1セットでフォニュイーニのサービスゲームを2度ブレークして同セットをゲームカウント6-2で先取する。セットポイントでは決勝唯一となったサービスエースがフォニュイーニのコートに突き刺さった。
第2セットでも4度のブレークに成功、フォニュイーニを圧倒した。クリザンはこのセットのゲームカウント5-3からの第9ゲームでもフォニュイーニのサービスをブレークし、タイトルを手中に収めた。試合を決めたショットは左利きから繰り出されるフォアのクロスのウィナーだった。
23歳のクリザンはここ数カ月にわたって好調を維持しており、それまで世界121位だったランキングは現在キャリア最高の45位。クリザンは、先の全米オープンで世界7位のJW・ツォンガ(フランス)を下し、4回戦まで進んでいた。
一方、世界53位のフォニュイーニは自身2度目のツアー決勝進出だったが、今回も準優勝に終わり、初優勝は次回に持ち越しとなった。
クリザンは、土曜日の準決勝で第1シードのM・ヨージニ(ロシア)をフルセットの末に撃破しての決勝進出だった。試合は4時間弱に及び、その後にはダブルス準決勝をこなしての今日の決勝戦だった。ダブルスでは敗退し、ベスト4止まりとなっている。
試合後、クリザンは「昨日の試合後はひどく疲れていたよ。でも今週は安定したプレーができ、優勝できてとてもうれしく思っている。ツアー初優勝を決めた訳だけど、これが最後の優勝でないことを願うね。シーズン末までにさらにポイントを重ねていきたい。」と意気込みを話している。
尚、同日行われたダブルス決勝では、第1シードのR・ラム(アメリカ)/N・ジモンイッチ(セルビア)組がノーシードから勝ち上がっていたL・ラコ(スロバキア)/I・ゼレネイ(スロバキア)組を6-2, 4-6, 10-6のスコアで振り切り、トロフィーを手にしている。
(翻訳/森田系太郎)
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