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女子テニスツアーのバンク・オブ・ウエスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、賞金総額64万ドル、ハード)は12日、シングルス2回戦4試合が行われ、予選から勝ち上がってきた瀬間詠里花(日本)は第3シードのD・チブルコワ(スロバキア)の前に1-6, 3-6で敗退、ベスト4進出はならなかった。
世界ランク137位の瀬間は、最初のサービスゲームこそキープしたものの、その後は同15位のチブルコワに2度のブレークを許してしまい、セットを先取されてしまう。
第2セットに入ってもチブルコワの勢いは止まらず、このセットだけで3度のブレークに成功、瀬間の反撃をブレーク1回にとどめ、1時間16分でベスト8進出を決めた。
この日の試合で瀬間は、試合を通して77%の確率でファーストサーブを決めたものの、そのうちポイントに結びついたのは50%のみであり、セカンドサーブ時には12本中5本しかポイントを奪えなかった。また瀬間は、7本のブレークチャンスがありながらもブレーク成功したのは1度のみ。対するチブルコワは5本全てのブレークチャンスでブレークに成功していた。
今大会の上位4シード勢は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が大会初戦であったチブルコワは、準々決勝で第9シードのS・シルステア(ルーマニア)と対戦する。シルステアはこの日、S・ジェンから試合を通して4度のブレークに成功するなど、6-3, 6-3のストレートで勝利している。
第2シードのM・バルトリ(フランス)は、今大会が行われているスタンフォード大学の最上級生でもあるM・バーデットと対戦、第1セットはピンチがあったものの7-5, 6-0のストレートで勝利、事なきを得ている。
世界ランク10位のバルトリは「マロリーはとても良いプレーでした。早いタイミングでボールを打ってきましたし、コーナーにウィナーを決められました。まるで自分自身と試合をしているようでした。」と、バーデッテのプレーを評価した。
コーチであり父であるウォルターさんに足を動かすように指示されたバルトリは、ここから怒涛の反撃を開始、一気に試合の流れを引き戻した。
「彼女のレベルが落ちてくるまでに少し時間が必要でしたし、私のプレーは良くなりました。」とバルトリ。「自分のプレーにとても集中していましたし、戦術的に攻めて、自分のリズムを探しました。プレッシャーへの対処の方法は分かっています。」
昨年の今大会では決勝でS・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れ、準優勝に終わっていたバルトリは「第2セットに入るときには勢いがありましたし、プレーもとても良かったです。それでも、彼女は激しく抵抗してきましたし、最後のポイントまで気は抜けませんでした。」と、初戦を振り返った。
敗れたバーデットであるが、第1セットではゲームカウント5-2とリードを奪い、自分のサービスゲームというチャンスを迎えていた。しかし、ここからバルトリが反撃に転じ11ゲームを連取していた。
「どれだけ素晴らしい経験だったかは理解しています。」と21歳のバーデット。「第1セットではチャンスがあったので、少し残念です。彼女がとれだけすごい選手かという証明です。もし自分のチャンスを生かせなかったら、ああいった選手は流れを全て持って行ってしまいます。」
残る試合では、世界ランク2位のA・ラドワンスカ(ポーランド)の妹であるU・ラドワンスカ(ポーランド)が、第8シードのM・イラコビッチ(ニュージーランド)に6-3, 3-6, 6-4のフルセットで勝利、今季3度目となるベスト8進出を決めている。
今大会の優勝賞金は9万6000ドル。
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