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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会11日目の6日、男子シングルス準決勝が行われ、第3シードのR・フェデラー(スイス)が第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に6-3, 3-6, 6-4, 6-3で勝利、史上最多となる通算8度目の決勝進出を決めた。
グランドスラム16勝を誇るフェデラーは、P・サンプラス(アメリカ)に並ぶウィンブルドン7勝目に王手をかけた。
今大会の決勝では6勝1敗のフェデラーは「もう1試合あることは分かっています。だけどノヴァークのように昨年に結果を残している選手に勝つのは、いつでも気持ち良いことです。」と、勝利の喜びを語っている。
日曜日に行われる決勝でA・マレー(英国)に勝利すれば、フェデラーは17度目のメジャー制覇のみならず、世界ランク1位復帰も果たす。フェデラーはこれまでの通算で285週の世界ランク1位を保持している。これはサンプラスの歴代最長記録に1週だけ及んでいない。
「ここで勝つことにはたくさんの意味があります。メジャーの最多勝記録や、ナンバー1とかね。」とフェデラー。「もちろん、試合にはプレッシャーはありますが、興奮しています。そのためにプレーをしています。」
ウィンブルドンでは初対戦となったフェデラーとジョコビッチ、試合を通してお互いに一歩も引かない打ち合いとなるが、第3セットでの重要なポイントを獲得したのはフェデラーだった。
「常に全力で打ち続けるのは難しいよ。だから、どこかに照準を合わせないといけない。もし彼が先に打ち始めたら、それを守りきるのは大変なことです。」とフェデラー。「ボールを返し続けて、スーパーショットを打ち続けるほど簡単なことではありません。それが攻撃を続けた理由です。」
第3セット第9ゲーム、このセットで唯一あったブレークピンチをサービスウィナーで切り抜けたフェデラーは、続くゲームでジョコビッチのミスにも助けられてブレークチャンスを迎えると、最後はスマッシュを決めてセットカウント2-1とリードを奪う。
「残念ながら、5-4で悪いサービスゲームになってしまいました。チャンスが来たとき、彼は自分のチャンスを掴んでいました。」とジョコビッチ。「常に安定してなくてはなりません。僕はそうではありませんでした。」
この日の勝利により、フェデラーはウィンブルドン準決勝での成績を8勝0敗とした。フェデラーが決勝で敗れたのは2008年だけで、その時はR・ナダル(スペイン)の前にファイナルセットで敗れている。
日曜日の決勝についてフェデラーは「僕にとって大きな意味があることは否定はしません。プレッシャーもありますが、楽しみにしています。そのために頑張ってきました。」とコメント。
「大きな試合になりますし、冷静さを保ってプレーできると思います。試合に勝てればいいですが、それはどうなるか分かりません。」
この敗戦でグランドスラムでの連続決勝進出の記録を4でストップされたジョコビッチは「彼の方が優れていました。重要な場面で彼は積極的でしたし、どちらのサイドからも打ってきました。グランドスラムの準決勝でロジャーと対戦する時、それは予想すべきことです。」と、フェデラーのプレーについてコメントを残した。
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