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ウィンブルドン大会9日目、第3シードのR・フェデラー(スイス)が、3回戦で第26シードのM・ヨージニ(ロシア)を、6-1, 6-2, 6-2で破って、ウィンブルドンで8回目となるベスト4進出を決めた。
30歳対決となった二人の過去の対戦成績は、フェデラーの13戦13勝だが、今回も終始フェデラーが、オールラウンドプレーで試合を支配した。フェデラーは、25本のウィナーを打ち込み、すべてツーブレークで3セットを連取した。逆にヨージニは、フェデラーのサービスゲームを一度もブレークできず完敗だった。
「アグレッシブにプレーして、サーブが良かったね。今日の自分のパフォーマンスを、本当に嬉しく思う。」
このように試合を振り返ったフェデラーは、今回のウィンブルドンで、37回連続でグランドスラムの準々決勝進出を果たしているが、他の記録も打ち立てている。グランドスラムでは、32回目の準決勝進出になり、ジミー・コナーズの31回を抜いて新記録となった。また、ウィンブルドンでのマッチ成績が64勝7敗となり、ピート・サンプラスの63勝7敗を抜いて、マッチ勝利数では単独3位となった。
準決勝では、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)との大一番になる。過去に26回の対戦があるが、意外にもグラスでは初対決となる。
「ロジャーのゲームスタイルは、グラスコートに一番合っている。でも、自分は、グラスでも向上し、昨年はウィンブルドンで優勝し、今年も準決勝まで勝ち上がった。本当に失うものはない。勝ちに行くよ。」
ジョコビッチは、自分が第1シードでディフェンディングチャンピオンであるにもかかわらず、以前と同じようにフェデラーと戦うのは、挑戦であるという姿勢を変えていない。
「初めてグラスコートでの対戦になるけど楽しみだね。でも、正直なところそれほど気にしていないんだ。今のところ、(ウィンブルドンが)いい大会になっているから気分もいいので、ノバクとのビッグマッチへの自信になる」フェデラーは、いつも変わらず落ち着いた表情でジョコビッチとの再戦を待つ。
二人の直前の対決は、ローランギャロス準決勝で、その時はジョコビッチがストレートで勝っている。ウィンブルドン歴代優勝者同士による、事実上の決勝とも言える黄金カードは、ヒートアップ必至だ。
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