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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会9日目の4日、男子シングルス準々決勝が行われ、第5シードのJW・ツォンガ(フランス)が第27シードのP・コールシュライバー(ドイツ)に7-6 (7-5), 4-6, 7-6 (7-3), 6-2で勝利、2年連続となるベスト4進出を果たした。
「本当に満足しています。」とツォンガ。「準決勝に進出したのは、これで2度目です。僕にとっては2度目のチャンスになります。」
準決勝でツォンガは、地元期待のA・マレー(英国)と対戦する。第4シードのマレーは第7シードのD・フェレール(スペイン)を下し、4年連続となる準決勝進出を果たしている。
1番コートで行われたこの試合、序盤からお互いにサービスキープを続ける展開となると、第1セットは1度もブレークがないままタイブレークに突入する。このセットだけで6本のサービスエースと13本のサービスエースを決めたツォンガが、タイブレークを制してセットを先取する。
第2セットに入ると序盤から3-0とリードしたコールシュライバーがリズムを掴むが、対するツォンガは第8ゲームでブレークバックに成功、ゲームカウント4-4と並ぶ。しかし、第10ゲームで2度目のブレークに成功したコールシュライバーが1セットオールに追いつく。
今回が自身初となるグランドスラム準々決勝であったコールシュライバーは、第3セットに入ってもツォンガと互角の戦いを繰り広げるが、決定的なリードを奪えない。対するツォンガも粘るコールシュライバーを攻めあぐね、第3セットもタイブレークに突入する。
このタイブレークでは5-2とリードしたツォンガが奪い、セットカウント2-1とリードを広げると、第4セットでは序盤からコールシュライバーを攻めたて3-1とリードを奪う。第8ゲームで迎えた最初のマッチポイントでツォンガがフォアハンドのパスを決めてゲームセット、2時間48分で勝利した。
昨年の準々決勝では、R・フェデラー(スイス)を2セットダウンからの逆転で破っていたツォンガは「前までは頭の中が安定していませんでした。集中力を失うことがたくさんありました。毎日のように集中力を失ってしまうので、テニスをプレーするのはタフなことでした。」と、これまでの1年間を振り返っている。
27歳のツォンガは、これでキャリア通算4度目となるグランドスラム準決勝進出となった。これはフランス勢としてはS・グロージャン(フランス)、H・ルコント(フランス)、そしてC・ピオリーヌ(フランス)に並ぶ記録となった。
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