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女子テニスツアーのガシュタイン女子(オーストリア/バートガシュタイン、賞金総額22万ドル、クレー)は12日、シングルス1回戦が行われ、第1シードで2010年のチャンピオンであるJ・ジョルジュ(ドイツ)が予選を勝ち上がったR・ホゲンカンプに6-3, 3-6, 3-6の逆転で敗れる波乱が起きた。
世界ランク211位のホゲンカンプは同25位のジョルジュに、第1セットでは2度のブレークを許しあっさり奪われた。しかし第2セットでは1度ブレークをジョルジュに許したホゲンカンプだったが、3度のブレークを奪い返し、勝敗の行方は第3セットへともつれた。
その第3セットでは2度のブレークピンチを退けたホゲンカンプがジョルジュから1度のブレークに成功。1時間36分の逆転で勝利を飾った。ホゲンカンプはこれが自身初のWTAツアーの本戦での試合だったが、そのデビュー戦を大金星で飾る結果となった。
「今日は全くプレッシャーの感じずにプレーができました。彼女(ジョルジュ)に簡単にプレーさせないようにしたのです。こうして勝利することが出来て、とても嬉しいです。」と20歳のホゲンカンプは喜びを語っていた。
一方のジョルジュは、昨年は自己最高位の15位を記録するなど、ブレークスルーのシーズンを送っていた。この日の試合でも、15本のサービスエースを記録したものの、終盤はホゲンカンプの勢いを止める事は出来なかった。
大会初日の月曜日は雨のため予定していた1回戦が行われず、この日へと順延となっていたが、この日も雨で全てのスケジュールが消化出来なかった。
天候が不安定な中、その他のシード勢は順当に初戦突破を決めた。第2シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)はM・デュケ=マリーノ(コロンビア)を6-3, 6-4で、第4シードのC・スアレス・ナバロ(スペイン)はM・ドマホウスカ(ポーランド)を6-4, 7-5で、第7シードのA・コルネ(フランス)もE・ガロビッツ(ルーマニア)を7-5, 7-5と、いずれもストレートで下した。
コルネは2009年2月に自己最高位の11位を記録するもその後はスランプに陥り、昨年は89位でシーズンを終えていた。先に行われた全仏オープンでも1回戦敗退を喫したものの、その直前に行われたフランスのストラスブール大会では約4年ぶりに決勝進出。惜しくも準優勝だったが復活の兆しを見せていた。
この日も世界ランク106位のガロビッツに対し、各セットで2度のブレークを許したものの3度のブレークに成功し、1時間59分のストレートで勝利を物にした。
「試合は昨日予定されていました。昨日は一日中待機していたのです。やっと試合をする事が出来て、その上ストレートで勝利も飾る事が出来たのです。本当に嬉しいです。きっとしばらくは天気に左右される厳しい状況になると思うので、いつでもコートに立てるように準備しておきます。」とコルネは、喜びと共にいつ始まるか分からない試合へも前向きに臨む意気込みを語っていた。
2回戦では、ホゲンカンプはL・ポウス・ティオ(スペイン)を3-6, 6-3, 6-3の逆転で下したE・カベザ=カンデラと、ウィックマイヤーはP・メイヤー(オーストリア)と主催者推薦のN・ロットマンの勝者と、スアレス・ナバロはA・トムヤノビッチを6-3, 6-4のストレートで下したM・ミネッラ(ルクセンブルグ)と、コルネはY・ベイゲルジマー(ウクライナ)を4-6, 6-3, 6-1の逆転で下したS・ジョーンズと、それぞれ対戦する。
その他、この日終了出来た試合はS・ゴロネがE・ビルネロバ(チェコ共和国)を6-2, 6-0の快勝で下して2回戦進出を決めた。ゴロネは第3シードのK・ペルバク(ロシア)とL・アルアバレッラ=ベシーノの勝者と2回戦で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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