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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会12日目の7日、センターコートで女子シングルス準決勝が行われ、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)に6-3, 6-3のストレートで勝利、決勝進出とともに世界ランク1位返り咲きを決めた。
今大会では今回が3度目の準決勝であったシャラポワは「ここで決勝に進出することをいつも夢見ていました。そしてついに、そのチャンスを手に入れました。とても興奮しています。」と、喜びを語った。
マッチポイントでサービスエースを決めた瞬間、シャラポワは両手を上げてバンザイすると、満面の笑顔を見せた。
2008年に肩を負傷したシャラポワは、翌2009年に手術を受けると9か月間に渡りツアーから離脱、その間に世界ランクも126位まで急落していた。ツアーに復帰後は思うような成績を残せない時期があったがものの、今季は全豪オープンで準優勝を飾ると、2大会でタイトルを獲得していた。そして今大会での活躍により、4年ぶりとなる女王の座に返り咲くこととなった。
「とても特別なことです。」とシャラポワ。「肩の手術をした数年前、ランキングがあるかどうかも分かりませんでした。100位以下になっていましたが、もう1度トライできると思っていました。」
この日の試合を通して、クヴィトバが10本のウィナー決めつつも20本の凡ミスを犯していたのに対し、シャラポワは15本のウィナーを決めつつも凡ミスの数は17本だった。
「風のせいで好試合をするにはタフでした。どれだけ堅実な試合にするかでした。今日は我慢強さが重要でした。どんなに良いプレーをしても、大した違いにはなりませんでした。少しのミスを気にすると、勢いを失ってしまいます。タフな相手でしたし、ストレートで勝てて本当に満足しています。」
今年の全豪オープン準決勝でもシャラポワに敗れていたクヴィトバは「今日のマリアはとても良いプレーでした。これまでの試合と比べると、違う試合でした。悪いプレーではなかったと思いますが、彼女のプレーは速く、リターンするものタフでした。彼女は勝者にふさわしいですし、今ではナンバー1です。」と、勝者を称えた。
決勝で第21シードのS・エラーニ(イタリア)と対戦するシャラポワは、もし今大会で優勝すると、女子テニスではオープン化以降で、史上6人目となる生涯グランドスラム達成となる。
「初めてのローランギャロスでの決勝進出は、素晴らしい結果です。」とシャラポワ。「いつも信じていましたし、このために頑張ってきました。しかし、本当に準備ができているのかどうかは分かりませんでした。ですから25歳で達成できたことは、個人的にも素晴らしいことです。」
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