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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会初日の27日、男子シングルス1回戦14試合が行われ、センターコート第3試合では、第5シードのJW・ツォンガ(フランス)がA・クズネツォフに1-6, 6-3, 6-2, 6-4の逆転で勝利、2回戦に進出した。
1983年のY・ノア(フランス)以来となる地元勢としての今大会制覇の期待がかかるツォンガであったが、この日は世界ランク160位のクズネツォフに第1セットを先取される苦しい立ち上がり。
しかし、第2セット以降は1度もブレークを許さないプレーを展開したツォンガがクズネツォフを突き放して勝利、順当に2回戦に進出した。
この日に登場したシード勢では、第9シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がA・モンタネス(スペイン)に6-2, 6-7 (5-7), 6-2, 6-1で、第14シードのF・ベルダスコ(スペイン)がS・ダルシス(ベルギー)に6-3, 6-2, 7-6 (7-4)で勝利、それぞれ2回戦に進出している。
左膝にテーピングを施して試合に臨んでいたデル=ポトロは、第2セット終了後にコート上でさらに左膝をテープで補強していた。「自分が慣れていたようなバランスを失うと大変ですが、何日かあるので休養にあてます。もしコートに行くことがあれば、体調が良いからです。プレーを続けたいです。」
23歳のデル=ポトロは、2009年には準決勝まで進出したものの、その時のチャンピオンであるR・フェデラー(スイス)にフルセットで敗れていた。その数か月後、USオープン決勝ではフェデラーを破りビッグタイトルを手にしていた。
今大会の2003年のチャンピオンであるJ・C・フェレーロ(スペイン)は、主催者推薦で出場のJ・ダスニエール=ド=ベジに6-1, 6-4, 6-3のストレートで快勝、2回戦に進出している。
今大会はオープン化以降でグランドスラム最多となる37人の選手が30歳以上となっており、32歳のフェレーロはそのうちの一人となっている。
「自分の姿を鏡で見る時も、コートに向かうときも自分が若いとか老けているとか思いません。自分がやろうとしていることは、良いプレーをしようとすることだけです。」と、自分の年齢は関係ないことを強調した。
多くのメジャータイトルホルダーたちが1回戦を突破する中、2003年のUSオープン覇者である第26シードのA・ロディック(アメリカ)はN・マウー(フランス)と対戦するも、試合は地元勢のマウーが6-3, 6-3, 4-6, 6-2で勝利している。
2007年の今大会以来となるグランドスラムでの初戦敗退を喫したロディックは「酷い動きでした。最初の一歩が最悪でした。足を引きずっているのか、ピョンピョンはねているのか、それとも止まっていないような感覚でした。フットワークが本当にダメでした。」と、試合を振り返った。
この他の試合の結果は以下の通り。
S・ワウリンカ(スイス) (18) ○-× F・チポッラ(イタリア), 6-3, 6-3, 4-6, 3-6, 6-2
M・チリッチ(クロアチア) (21) ○-× D・ムニョス-デラナバ(スペイン), 6-4, 6-4, 7-5
M・ベレー(ドイツ) ○-× J・メルツァー(オーストリア) (30), 6-7 (5-7), 4-6, 6-2, 6-2, 6-3
N・デヴィルダー(フランス) ○-× F・クライノビッチ, 6-2, 6-2, 6-0
G・ミュラー(ルクセンブルグ) ○-× I・シスリン, 2-6, 7-5, 3-6, 6-4, 8-6
F・フォニュイーニ(イタリア) ○-× A・マンナリノ(フランス), 6-0, 7-5, 6-1
E・ロジェ=ヴァセラン(フランス) ○-× V・ポスピシル(カナダ), 3-6, 6-3, 6-2, 6-2
P・アンジャー ○-× V・ハネスク(ルーマニア), 6-1, 2-6, 1-6, 6-3, 6-1
C・M・ステベ(ドイツ) ○-× J・ソウザ(ブラジル), 6-3, 2-0, 途中棄権
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