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メルツァーがラオニチ破って2シーズンぶりタイトル◇RMK選手権

男子テニスツアーのリージョンズ・モーガン・キーガン選手権(アメリカ/メンフィス、賞金総額115万5000ドル、ハード)は26日、シングルス決勝が行われ、J・メルツァー(オーストリア)が第4シードのM・ラオニチ(カナダ)に7-5, 7-6 (7-4)のストレートで勝利、2シーズンぶりとなるツアータイトルと優勝賞金27万7915ドルを手に入れた。

昨年4月には自己最高となる世界ランク8位を記録していたメルツァーであったが、その後は背中の怪我に悩まされてランキングも下降、今大会には38位としてエントリーしていた。

また今大会が始まる直前に、ホテルのベッドカバーが原因でつま先を負傷していた30歳のメルツァーであったが、準決勝までに第1シードのJ・アイズナー(アメリカ)、第3シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)、そして決勝では2週連続優勝を狙うラオニチを下し、堂々の優勝となった。

「もしこういう風に大会で優勝できるなら、いくらでもつま先を怪我するよ。」と、メルツァーは冗談交じりにコメント。

今大会ここまで1度しかサービスブレークされていないラオニチに対し、メルツァーは第1セット第11ゲームでラオニチのミスを逃さずブレークに成功、6-5とリードを奪うと、続くサービスゲームをキープしてセットを先取する。

今大会を通して初めてセットダウンとなったラオニチは、第2セット第4ゲームでブレークに成功すると、4-1とリードを奪う。しかしメルツァーは、すぐさまブレークバックに成功する。

第2セット第10ゲーム、ラオニチが5-4としたメルツァーのサービスゲーム、ラオニチは30-40とセットポイントのチャンスを迎えるが、ここでバックハンドをミス。結局、このセットはタイブレークにもつれこむ。

そのタイブレークでは、ラオニチが時速230kmにも達するロケットサーブで3-2とリードするが、メルツァーがラオニチのミスでミニブレークに成功すると、最後もラオニチが立て続けにミスを犯してゲームセットとなった。

(2012年2月27日12時14分)

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