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現在、女子世界ランク13位にいるK・クレイステルス(ベルギー)は、今季は度重なる怪我に泣かされ満足なシーズンを送ることができなかった。怪我から回復した彼女は、2012年のシーズンの抱負として、怪我を避けるためにより一層のスケジュール管理を心掛けることを掲げた。
今年最初のグランドスラムである全豪オープンで自身4度目となるグランドスラム優勝を飾り、今シーズンは好スタートを切ったクレイステルスだったが、8月に痛めた腹筋の怪我のために、連覇がかかったUSオープンを含むその後の全ての大会へ出場することが出来ずにシーズンを終わらせる形となっていた。
28歳のクレイステルスは、それ以前も怪我に泣かされていた。4月には親戚の結婚式で不注意から右足首を捻挫。復帰へ向けて練習を再開するも、今度は右肩と右手首を痛めてローマ大会とマドリッド大会の欠場を強いられることに。
その後に臨んだ全仏オープンでは、怪我の影響と準備不足から2回戦敗退を喫し、その後に行われたウィンブルドンは足の怪我のため出場を見送らざるを得なくなってしまった。
「2011年は、良いスタートが切れました。しかしその後は、今後することはないだろう間違った決断をしてしまったのです。肉体的にも精神的にも非常に良い状態だった全豪オープンでしたが、直後のパリでのインドア大会は避けるべき大会でした。」と今季を振り返るクレイステルス。
「それでもパリの大会へ出場したことには後悔はしていません。なぜなら、その大会で準優勝を飾ったことで再び世界ランク1位へ返り咲くことが出来たからです。今はより自分の体と話し合うことにしています。」
「最近は特にサーブに力を入れて練習をしています。振り返るとサーブの調子があまり良くない試合が多かったからです。それに加えて、もう少し改善させなければならない所もあるのです。」と、今の練習についても加えていた。
来シーズンの予定としては、1月1日から始まる開幕戦のブリスベン国際女子から参戦する予定で、その後1週間の休養を挟んで全豪オープンの連覇へ挑む。
来年開催されるロンドン五輪への出場を熱望しているクレイステルスは、女子国別対抗戦のフェドカップへの参加も視野に入れているが、スケジュールと体の調子によるとしている。
「ベルギー代表監督と話をさせてもらいました。しかしながら、フェドカップに関しては全く何も決まっていません。来年はそれでなくてもウィンブルドンに続いてオリンピックがある忙しいシーズンなのです。」
「全豪オープン後に、自分がどのような状態になっているかを見てからです。今年のような成績を上げられたら、きっと十分なものでしょう。もしもっと早く負けてしまえば、フェドカップへの出場も適切なチャレンジになることでしょう。」
そう語るクレイステルスは、以前からロンドン五輪を最後に2度目の引退を考えていることも示唆している。その最後のシーズンへ向けて、以前もコーチとして雇っていたカール・マエス氏を再びコーチに迎え入れることを決めている。マエス氏は1995年から2002年までクレイステルスにコーチとして就いていた。
「恐らく最後になるであろうシーズンに、全く知らない人間を雇うことはかなりリスクのあることだったのでしょう。もちろんコントロールの効かないことだってあるはずです。それでも、肉体的なことや、テニスのレベルに関しては、練習やトレーニングで対応できるはずです。大切なことは、キムが実戦へ備えての課題を練習で克服出来るかと言うことなのです。」
と、再びコーチに就くマエスはクレイステルスへの考えを明かしていた。
結婚を機に2007年のシーズンを最後に最初の引退をしたクレイステルスは、それ以前のキャリアでも怪我には非常に苦しめられた経験がある。第一子の出産を終えて2009年の秋に復帰を果たし、わずか3大会目となるUSオープンで優勝を飾る偉業を成し遂げた彼女が、最後のシーズンに一番恐れているものは怪我と言うのは当然のこと。
本人の意思が変わらなければ恐らく最後のシーズンとなるであろう2012年。怪我なく全力投で戦うクレイステルスの姿が見たい。
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