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女子テニスツアーのベル・チャレンジ(カナダ/ケベックシティ、賞金総額22万ドル、カーペット)は14日、シングルス2回戦4試合が行われ、前年度チャンピオンで第3シードのT・パスゼック(オーストリア)がV・レプシェンコ(アメリカ)を6-7 (2-7), 6-3, 7-6 (7-4)の接戦の末下し、2年連続のベスト8進出を決めた。
第1セットはお互い1度もブレークポイントを相手に握らせないプレーでタイブレークへもつれ込んだが、接戦の末そのセットを失ったパスゼックは、第2セットでは2度のブレークをレプシェンコから奪い勝敗の行方はファイナルセットへと持ち越された。
第3セットは両者2度ずつのブレークの末、再びタイブレークへ。そのタイブレークも譲らない展開ながら、4-4からレプシェンコがこの日5度目のダブルフォルトを犯すと、パスゼックが続くサーブを2本キープして3時間1分の熱戦に終止符を打った。
ウズベキスタンはタシケント生まれで25歳のレプシェンコは、2007年からアメリカ国籍を取得しアメリカ人としてツアーを回っており、今季初のツアー8強入りまであと一歩だったが惜しくも届かなかった。一方のパスゼックは、昨年は予選から出場し、見事優勝を果たし、今年は大会2連覇を狙っている。
準々決勝でパスゼックはH・ワトソン(英国)と対戦する。この日の試合でワトソンは、第5シードのS・アービッドソン(スウェーデン)を7-5, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
19歳のワトソンはこの日、6本のサービスエースを記録するも、各セットで2度のブレークをアービッドソンに許していた。しかしアービッドソンは、第2サーブではわずか20%しかポイントが取れず、各セット3度のブレークをワトソンに許し、1時間35分で敗退し大会を後にした。
その他の試合では、第4シードのR・マリーノ(カナダ)が主催者推薦のA・ウズニアッキ(カナダ)を6-4, 4-6, 6-4で倒し、地元カナダの新旧対決を制した。
20歳で世界ランク50位のマリーノは現在カナダ人ナンバー1だが、24歳のウズニアッキも2009年6月には21位を記録し、当時のカナダのエースだった。度重なる怪我に泣かされたウズニアッキは、今季は2月の復帰後のグランドスラムでは全て予選突破を果たすなど、復活の兆しを見せており、この日は新旧対決として地元の注目を集めていたが、マリーノに一歩及ばず、1時間49分で敗れ去った。
勝ったマリーノはこれが今季2度目のツアー8強入りで、自身初優勝を地元大会で飾るため順当に勝ち上がった。ベスト4入りを懸けて準々決勝でマリーノはM・クライチェック(オランダ)と対戦する。クライチェックはこの日、予選を勝ち上がったJ・コイン(フランス)を7-5, 4-6, 6-1で退けての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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