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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、賞金総額205万ドル、ハード)は11日、シングルス3回戦全8試が行われ、第5シードのM・シャラポワ(ロシア)が予選勝者のG・ウォスコボエワ(カザフスタン)に3-6, 5-7のストレートで敗れるなど、上位シード勢が敗退する波乱の1日となった。
ビッグサーブと強烈なグランドストロークで元世界1位のシャラポワを攻め立てたウォスコボエワは現在世界ランク135位ながら、昨年は怪我でシーズンを棒に振っていたため年初のランキングは600位台だった。今季に入りランキングを一気に上昇させていたウォスコボエワはこの日、第1セットでは1度もブレークポイントを同5位のシャラポワに与えず圧倒して先取した。
第2セットに入ると、調子を上げたシャラポワが4-2とリードするも、ウォスコボエワがそこから反撃に出て逆転に成功。5-4からウォスコボエワのサーブで40-0と3本のマッチポイントを握ったが、粘るシャラポワが5ポイントを連取して5-5に追い付く。しかし次のシャラポワのサーブをブレークしたウォスコボエワが、第12ゲームをしっかりキープして1時間47分で勝利、テニス人生で最大の勝利を飾った。
シャラポワは「今大会で彼女(ウォスコボエワ)は、明らかに素晴らしいプレーを続けています。自信に溢れてプレーしているのは確かでした。強烈な第1サーブやストロークを打って、とても走らされました。今日のようなプレーを続けたら、今のランキングにはいないでしょう。」と、ウォスコボエワを絶賛していた。
2009年2月には自己最高位の64位を記録したウォスコボエワは、この日の勝ち上がりで週明けの世界ランクでトップ100への返り咲きをほぼ確実にした。彼女にとっては、2009年10月以来となるトップ100入りとなる見込み。
その他、上位シード勢も敗退する波乱に見舞われた。第13シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)が第3シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を6-4, 7-6 (7-4)で、第10シードのS・ストザー(オーストラリア)が第6シードのN・リー(中国)を6-2, 6-4で、第11シードのA・ペトコビッチ(ドイツ)が第7シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を6-1, 6-2で、L・サファロバ(チェコ共和国)が第8シードのF・スキアボーネ(イタリア)を6-3, 6-3と、いずれもストレートで退けた。
リーは1回戦が免除されたあと、2回戦はS・ポン(中国)の棄権から不戦勝で勝ち上がったため、この日の3回戦が久々の試合だった。「彼女(ストザー)は他の女子選手とは違うビッグサーブの持ち主。長い休暇のあとの最初の試合での対戦はとても厳しいものだった。6~7週間試合から遠ざかっていたから、出だしは何をして良いのか分からなかった。徐々に改善されることを目指して練習を続けます。」とリーは来週の大会へ前向きな気持ちを語っていた。
この日の上位シード勢で唯一勝利を飾ったのが、第4シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)で、MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)を6-1, 6-2で一蹴してベスト8進出を決めた。
その他の試合では、元世界ランク1位のS・ウィリアムズ(アメリカ)が予選勝者の鄭潔(中国)を4-6, 6-3, 6-3の逆転で、2回戦で第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を下したR・ビンチ(イタリア)がA・イバノビッチ(セルビア)を7-6 (7-3), 6-2のストレートで倒し、8強入りを果たした。
準決勝進出を懸けての準々決勝の対戦カードは、トップハーフではビンチがストザーと、ラドワンスカがペトコビッチと対戦。ボトムハーフではウィリアムズがサファロバと、ウォスコボエワがアザレンカとそれぞれ対戦する。
この日行われたダブルス2回戦ではクルム伊達公子(日本)/S・チャン(中国)組がV・ドゥシェヴィナ(ロシア)/L・フラデカ(チェコ共和国)組と対戦したが、5-7, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、ベスト8入りはならなかった。
今大会の優勝賞金はシングルスが36万ドル、ダブルスが10万3000ドル。
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