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女子テニスの世界ランク1位であるC・ウォズニアキ(デンマーク)は、いまだにグランドスラムでの優勝がない。そのことから、自分のランキングが批判されることについて、ウォズニアキ本人は気にしていないようだ。
現在出場しているソニー・エリクソン・オープンで会見に臨んだウォズニアキは「昨年はたくさんのトーナメントで優勝しましたし、今は素晴らしいテニスがプレーできている感触があります。自分がいるポジションにふさわしいと思います。」と、力強くコメント。
20歳のウォズニアキは今季、すでに2大会でタイトルを獲得しているが、全豪オープンでは準決勝でN・リー(中国)に敗れている。
昨シーズンのウォズニアキは、ツアー最多勝となる6大会で優勝を飾るなど大活躍したが、グランドスラムでの最高成績はUSオープンでのベスト4進出となっている。
ウォズニアキは2009年のUSオープンで決勝に進出したことがあるが、そのときはK・クレイステルス(ベルギー)にストレートで敗退、ビッグタイトル獲得の夢を逃していた。
今大会のディフェンディング・チャンピオンであるクレイステルスは、ここまでグランドスラムで2連勝を達成しており、ウォズニアキ以外では最もナンバー1に近い場所にいる。
実際にクレイステルスは今年の2月14日に1週間だけ世界ランク1位の座をウォズニアキから奪ったが、その翌週には再びウォズニアキが女王に返り咲いており、その地位は少なくとも4月10日までは安泰となっている。
ランキングについて世界ランク5位のS・ストザー(オーストラリア)は「もちろん、キムもナンバー1にふさわしいと思います。これ以上は本当に何も言えませんが、それほど大会に出場しない選手にはその様にランキングシステムが作用するのです。」とコメント。
またストザーは、近年のウォズニアキのプレーにも感銘を受けている。「もし彼女がグランドスラムで勝つことなくナンバー1ならば、ほぼ全ての大会で好成績を残し、それを続けたことを賞賛します。」と語っている。
BNPパリバ・オープンでは、4回戦でM・バルトリ(フランス)と対戦中に肩を痛め、試合途中で棄権していたクレイステルスであるが、怪我の様子も落ち着いた模様で、タイトル防衛に関して問題はないとしている。
またクレイステルスはランキングには興味がないとしている。27歳のクレイステルスはキャリアを通して、20週の間だけ世界ランク1位になったことがある。
「私にとって、ランキングは目標となるものではありません。彼女がその役割を満喫しているようで良かったです。1位になると、やるべき事がさらに増えますからね。他の誰かにやってもらうのが一番です。」
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