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男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、賞金総額75万ユーロ、芝)は12日、シングルス準決勝2試合が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)と第8シードのL・ヒューイット(オーストラリア)がそれぞれ勝利、決勝でタイトルを争うこととなった。
この日の準決勝でフェデラーはP・ペッツシュナー(ドイツ)を7-6 (7-3), 6-4で破り、今大会での連勝記録を29に伸ばした。一方のヒューイットは、地元勢のB・ベッカー(ドイツ)を6-7 (4-7), 7-6 (7-3), 6-2で破り、今シーズン初となるツアー決勝進出を決めた。
全仏オープン後に発表された世界ランキングで、R・ナダル(スペイン)に1位の座を奪われたフェデラーは「良いプレーをしていれば、1位の座は取り返せるはずさ。大切なことは、ここで良いプレーをして、ウィンブルドンでも良いプレーすること。まず始めに、明日の勝利だね。」と、決勝への意気込みを語った。
久しぶりのツアー決勝進出となったヒューイットは、これまでフェデラーとは24回対戦して、7勝17敗と大きく負け越しているばかりか、2004年の全豪オープン4回戦から15連敗を喫している。
「もちろん、1度は勝ちたいとは思っていたけど、彼に多く勝てる選手はそんなにはいないものだよ。」とヒューイット。
世界ランク41位のペッツシュナーと初対戦だったフェデラーは、第1セットでは2度ものブレークを許し、タイブレークの末にセットを先取すると、第2セットではブレークを許さなかった。
「彼との初対戦は興味深いもののだった。簡単ではなかったけれども、素晴らしい解決策を見つけられた。」と試合を振り返ったフェデラー。
また、ヒューイットとの対戦を前にフェデラーは「彼との対戦はいつも特別なものなんだ。彼はとても早くからツアーで活躍していたから、最初は追いかけていたし、どうやってそんなに早く活躍できるのか不思議だった。」と、親友でもあるヒューイットについてコメントしている。
一方のヒューイットは、最初の2セットを連続タイブレークの末にベッカーと分け合うと、ファイナルセット序盤でブレークを奪い、そのままベッカーを押し切った。
試合後の会見でヒューイットは「彼はタイブレークで素晴らしいサーブを打っていたけど、3セットを通して続くとは思わなかった。今大会が最初の芝の大会で、決勝に進出できた。とても良いことだね。」と試合を振り返った。
今大会の優勝賞金は11万3600ユーロ。
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