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女子テニスツアーのAEGONクラシック(イギリス/バーミンガム、賞金総額22万ドル、芝)は10日、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)は悪天候のため試合途中で順延となっていた2回戦を再開しB・マテック(アメリカ)に6-0, 6-3で勝利、その後行われた3回戦でもA・クドリャフツェワ(ロシア)を6-3, 6-1で破り、準々決勝進出を決めた。
マテックとの2回戦では、4-0とリードしたところで雨のためこの日へと順延となっていたが、この日も試合の主導権を握ったシャラポワがストレートで勝利。3日続いた雨のため、大きくスケジュールが崩れていたため、わずか65分後にクドリャフツェワとの3回戦を強いられる強行スケジュールを余儀なくされた。
そんな悪条件の中だったが、シャラポワは11本ものサービスエースを記録するなど好調を維持し、わずか64分でクドリャフツェワを一蹴。準々決勝では予選を勝ち上がったS・カラタンチェバ(ブルガリア)と対戦する。カラタンチェバは第10シードで前年度チャンピオンのM・リバリコワ(スロバキア)を6-2, 6-7 (3-7), 6-2で振り切っての勝ち上がり。
2005年の全仏オープンでベスト8入りし、その後自己最高位35位まで行ったカラタンチェバは、禁止薬物の使用が見つかり、2年間の出場停止処分を下されていた。2008年のシーズンからツアー復帰するも、以前のような結果が残せずにいたが、今年2月のパタヤ大会で復帰後初のWTAツアー4強入りを果たしていた。今大会はそれに続くツアーベスト8入りとなった。
その他の3回戦では、第3シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)が第14シードのT・タナスガーン(タイ)を6-4, 6-4で、第4シードのA・レザイ(フランス)が予選勝者のM・ルチッチ(クロアチア)を7-5, 6-3と、それぞれストレートで下してベスト8進出を決めた。
この4選手もこの試合の前に2回戦を行っていた。ウィックマイヤーは予選勝者のL・ロブソン(英国)を7-5, 6-4で、タナスガーンはS・ミルザ(インド)を4-6, 7-5, 6-1の逆転で退けた。レザイもA・ロディオノワを6-3, 6-4で、ルチッチもK・シュプレム(クロアチア)を6-3, 5-7, 7-6 (7-3)で下していた。
もう1試合行われた3回戦では予選を勝ち上がったA・リスケ(アメリカ)がA・チャクエタゼ(ロシア)を4-6, 7-5, 6-1の逆転で倒し、自身初となるWTAツアーでのベスト8入りを決めた。リスケもこの試合の前に2回戦を行っており、第9シードのA・ウズニアッキ(カナダ)を6-2, 6-4のストレートで破る金星を上げていた。準々決勝ではウィックマイヤーと対戦する。
この日行われた2回戦の結果は以下の通り。
N・リー(中国) (1) ○-× A・ケタボング(英国), 6-2, 6-4
M・ラシェール・ダ・ブリート ○-× O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ) (7), 6-1, 4-6, 7-5
K・カネピ(エストニア) ○-× J・グロス(オーストラリア), 7-6 (7-5), 7-5
M・イラコビッチ(ニュージーランド) ○-× J・クレイバス(アメリカ), 3-6, 6-4, 6-4
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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