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女子テニスツアーのストラスブール国際(フランス/ストラスブール、賞金総額22万ドル、クレー)は水曜日にシングルス2回戦8試合を行い、第1シードのM・シャラポワ(ロシア)が予選勝者のD・エヴティモワを6-3, 6-0と危なげなく退け順当にベスト8入りを決めるなど、8強が出揃った。
元世界ランク1位のシャラポワはここ数年は右肩の怪我に悩まされ、今季は右肘の怪我で思うようなプレーができずにいた。先週行われたマドリッド大会から今季のクレーシーズンをスタートさせたシャラポワだったが、初戦で敗退。今週月曜日の1回戦でクレーでの今季初勝利を飾っており、この日は本来のプレーを取り戻しわずか62分で勝利。来週から始まる全仏オープンへ向けて徐々に調子を上げた。
「今日はサーブもリターンもかなり良くなっていたわ。初対戦の選手から勝利を飾れてとても嬉しい。しかも彼女は予選を含め、すでに4試合もここストラスブールで試合を勝ち上がっている選手だったから。次の試合も安定したプレーを続けたいわ。自分のプレーに集中して、できれば5試合(決勝まで)ここで戦いたいわね。」とシャラポワは、自身の好調さに喜びを感じて、今後の試合への抱負も加えていた。
準々決勝でシャラポワは、J・ジョルジュ(ドイツ)と対戦する。ジョルジュは第6シードのS・バンマー(オーストリア)を6-1, 7-6 (8-6)で下す金星を上げての勝ち上がり。
この日は第3シードのV・ラッツァーノ(フランス)も破れる波乱に巻き込まれた。その波乱の立役者はS・アービッドソン(スウェーデン)でラッツァーノを3-6, 6-3, 6-2の逆転で下した。第1セットこそラッツァーノの前にリズムに乗れなかったアービッドソンだったが、第2セットから終始ラッツァーノを圧倒。第3セットでは3度のダブルフォルトを犯したラッツァーノから3度のブレークを奪い1時間57分で8強入りを決めた。
アービッドソンは第5シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)と準々決勝で対戦する。メディーナ=ガリゲスはこの日、L・フラデカ(チェコ共和国)と2回戦を対戦中、6-4, 3-0とリードしたところでフラデカが左手首の怪我を理由に棄権を申し込んで、勝利が転がり込んだ。
第8シードのE・バルタチャ(英国)もA・ロディオノワ(ロシア)と対戦したが、2-1とリードしたところで腰の痛みが悪化。試合続行が不可能となり途中棄権を余儀なくされてしまった。
「とてもストレスが溜まったわ。今朝、目が覚めた時にすぐに問題があると感じたの。それでも何とかトライしたけど、どうしても続行することが出来なかった。良かったことは、全仏までまだ5~6日あるわ。以前も同じような痛みがあった時に、それくらいで回復したの。だから全仏のことは前向きに考えられるわ。」と、バルタチャは来週からのグランドスラムには意欲的だった。
ラッキーな勝ち上がりとなったロディオノワは、A・コルネ(フランス)を6-3, 6-2で破ったV・キング(アメリカ)とベスト4入りを懸けて対戦する。
その他、第7シードのA・セバストバ(ラトビア)が主催者推薦のK・ラドノビ(フランス)を6-1, 6-2で一蹴。セバストバはK・バロア(ドイツ)と準々決勝で顔を合わせる。バロアはY・モイスバーガー(オーストリア)を7-5, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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