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女子テニスツアーのMPSグループ選手権(アメリカ/マイアミ、賞金総額22万ドル、クレー)は8日にシングルス2回戦残り4試合を行い、地元期待の第8シードのM・ウダン(アメリカ)がS・ポン(中国)を2-6, 7-5, 7-5の逆転で下すなど、ベスト8が出揃った。
出だしいきなり10ポイントを連続でポンに奪われたウダンは、そのままあっさり第1セットを失う。続く第2セットは3-0とリードを奪うも、そこからポンが逆襲。ゲームカウント5-5からの第11ゲームでは自身のサーブを0-40の劣勢からキープして勢いに乗ると、続くポンのサービスゲームをブレークしこのセットを奪い返した。
「最初の10ポイントを失うなんて、全く思うようなスタートが切れなかった。そこからは常に接戦になったの。第2セットの第11ゲームが大きかった。あれを取れなかったらポンのサービング・フォー・マッチだったから。」と、ウダンは試合を振り返った。
第3セットも両者譲らない展開で、ウダンは3度のブレークを許すもポンから4度のブレークを奪い、2時間27分に及んだ試合を勝利で飾った。準々決勝では第4シードのE・ヴェスニナ(ロシア)と対戦する。
ヴェスニナはJ・ジョルジュ(ドイツ)を6-3, 6-2のストレートで退けている。ヴェスニナは第1セット2-3から4ゲームを連取すると、その勢いが衰えず第2セットも終始試合をコントロール、強風の吹く中1時間15分でベスト8入りを決めた。
「向かい風の中だと彼女(ジョルジュ)の強打がより一層重かった。思い切って打ち返しても、自分のボールは短くなってしまったわ。」と難しい状況だったことを語るヴェスニナ。
第2セットの第7ゲームでジョルジュはサービスエースを2本決めたところで、観客の一人が突然倒れ、ドクターが呼ばれるハプニングが起きた。10分の中断をはさみ再開された試合は、ベスニナが4ポイントを連取して5-2とリードし、続く自身のサーブをキープして試合に終止符が打たれた。
「ちょっと怖かったけど、中断が助けになったのは事実。2本のサービスエースを取られたところで、女性が倒れたの。彼女には感謝したいくらい。その後、ドクターから彼女が回復したことを聞いたわ。」と、思わぬアクシデントから流れが自分に傾いたとヴェスニナは感じていた。
その他の試合では、O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)が予選勝者のA・タチシュビリ(グルジア)を6-2, 6-2で、ラッキールーザーのV・レプシェンコ(アメリカ)がA・クルベール(ドイツ)を6-1, 6-1で下し、ベスト8が出揃った。ゴヴォルツォバとレプシェンコが準々決勝で対戦する。レプシェンコは第7シードで出場予定だったV・ラッツァーノ(フランス)が右足の怪我で棄権したために、本戦入りを果たした。
この日行われたダブルスの準々決勝に、D・チブルコワ(スロバキア)と組んで登場した森田あゆみ(日本)は、第1シードのB・マテック(アメリカ)/ヤン・ツー(中国)組と対戦したが、2-6, 1-6で破れベスト4進出とは行かなかった。森田ペアは主催者推薦で出場していた。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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