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男子テニスツアーのモビスター・オープン（チリ/サンティアゴ、賞金総額４５万ドル、クレー）は５日、シングルス準々決勝が行なわれ、第１シードのＦ・ゴンサレス（チリ）がＭ・グラノジェルス（スペイン）を7-6 (10-8), 7-6 (11-9)のストレートで下し、準決勝進出を決めた。

世界ランク１１位のゴンサレスは同１１２位のグラノジェルスに対し、３度のブレークを許すなど決定的なリードは奪えなかったものの、タイブレークでは地力に勝るゴンサレスが粘るグラノジェルスを振り切り、２時間１６分で勝利を収めた。

地元で開催される今大会で５度目の優勝を目指すゴンサレスは、これで通算７度目となる今大会ベスト４入り。また今大会２連覇中のディフェンディング・チャンピオンでもあるゴンサレスは、準決勝で第３シードのＴ・ベルッチ（ブラジル）を迎え撃つ。ベルッチはＥ・シュワンク（アルゼンチン）を6-4, 6-4で下し、ベスト４入りを決めている。

第２シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）は、Ｐ・ルクザック（オーストラリア）を6-4, 3-6, 6-3とフルセットで振り切り、４強入りを果たしている。

第１セットでは５度あったブレークピンチを全て切り抜け、セットを先取したモナコであったが、第２セットに入ると世界ランク７３位のルクザックに少ないチャンスを活かされ、試合はファイナルセットに突入する。第３セットでは序盤でブレークに成功したモナコがリードを奪うと、ルクザックの追撃を振り切り１時間５７分で準決勝への切符を手に入れた。

２年前の２００８年の今大会で決勝に進出していたモナコであったが、シングルス決勝の前に行なわれたダブルス決勝で足首を負傷してしまい、ゴンサレスとの決勝は無念の棄権敗退となっていた。

２年ぶりとなる決勝進出にあと１勝に迫ったモナコは、予選勝者のＪ・ソーザと対戦する。ソーザはＡ・マルティン（スペイン）を6-2, 6-4のストレートで下し、ＡＴＰツアー大会での本戦デビューながら、ベスト４に進出する快挙を達成している。

今大会の優勝賞金は６万８４５０ドル。