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女子テニスのツアー最終戦であるソニー・エリクソン・チャンピオンシップ(カタール/ドーハ、賞金総額455万ドル、ハード)は大会2日目の28日、第1シードのD・サフィーナ(ロシア)が第8シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)との対戦に臨んだが、わずか2ゲームをプレーした時点で棄権を申し入れ、そのまま大会を去ることとなった。
試合後の会見でサフィーナは、椎間板が破損し始めていると言い、3ヶ月もの間、この怪我に悩まされていたことを明かした。また、医師の診断によると彼女には最低でも6週間の休養が必要らしく、来年年初に行われる全豪オープンには万全の態勢では出場できないかもしれないとのこと。
世界ランク1位の座を守るためには、同2位のS・ウィリアムズ(アメリカ)より好成績を残す必要があったサフィーナは、炎症を抑える注射を打って試合に臨んでいた。「昨日、コーチゾンという注射を処方してもらいました。だけど、この痛みをどうすることもできませんでした。」
今年の4月に世界ランク1位の座についているサフィーナは、USオープン後にその座をセリーナに明け渡したものの、今週発表のランキングで再び女王の座を取り戻していた。しかし、サフィーナとセリーナのポイント差はわずかであり、今大会でより好成績を残した方が年度末ランキングで1位となる。
サフィーナと女王争いを繰り広げているセリーナは、第7シードで姉のV・ウィリアムズ(アメリカ)を5-7, 6-4, 7-6 (7-4)の逆転で下しラウンドロビン通算2勝目を挙げ、予選グループ勝ち抜けをほぼ決定的にしている。
世界ランク1位に返り咲いたことについてセリーナは「本当になんて良い気分でしょう。ディナーラは素晴らしい選手よ。彼女は決して諦めない人だから、今回のことで傷ついているでしょう。」と、サフィーナへの気遣いを見せている。
今季の全豪オープンとウィンブルドンのチャンピオンであるセリーナが、年度末ランキング1位でシーズンを終えるのは、グランドスラムで3勝を果たした2002年以来のこと。
サフィーナはこの日の試合、ゲームカウント1-1で迎えた第1セット第3ゲームで突然プレーを中断し、みずからのベンチにタオルで顔を隠すと、主審に試合続行ができないことを伝えた。この結果、サフィーナの名前はラウンドロビンから消えることとなり、その代わりに同胞であるV・ズヴォナレーワ(ロシア)が出場することとなった。
姉であるヴィーナスと通算22度目の姉妹対決を行ったセリーナは、第3セットでゲームカウント4-1と大きくリードを奪ったものの、ヴィーナスに逆転を許し5-6とされると、ヴィーナスにマッチポイントを握られてしまう。しかし、この場面を何とかしのいだセリーナは、タイブレーク序盤で3-0と先行すると最後までそのリードを守りきった。
今大会のディフェンディング・チャンピオンでありながらも、ラウンドロビン2敗目を喫したヴィーナスは、次の対戦でS・クズネツォワ(ロシア)に勝利し、セリーナがE・デメンティエワ(ロシア)に勝利しないと予選敗退となる。
この他の試合では、C・ウォズニアキ(デンマーク)がV・アザレンカ(ベラルーシ)を1-6, 6-4, 7-5の逆転で下し、ツアー最終戦デビューを勝利で飾っている。この試合でウォズニアキは、第3セット第10ゲームでアザレンカにマッチポイントを握られるも、そこから巻き返しに成功し、2時間58分のマラソンマッチを制した。
「まだ試合に負けたわけではないと感じていたわ。彼女はあと1ポイント勝たなくてはならないのだから。」とウォズニアキは試合を振り返った。
一方、前日にヤンコビッチに勝利しており、この日の試合に勝てば準決勝進出が確定的となったアザレンカであったが、予選突破はズヴォナレーワとの試合の結果に委ねられることとなった。
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