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女子テニスツアーのジェネラーリ女子（オーストリア/リンツ、賞金総額２２万ドル、ハード）は、大会初日の１２日にシングルス１回戦４試合を行い、第４シードのＣ・スアレス・ナバロ（スペイン）がＫ・シュレボトニック（スロベニア）を6-2, 6-4のストレートで下し、２回戦進出を決めた。

世界ランク３４位のスアレス・ナバロは、４本のダブルフォルトを犯すなどサーブに苦しむシュレボトニックからブレークを奪い、終始リードを保ち試合の主導権を渡さなかった。第１セットで１度のブレークを許したスアレス・ナバロだったが、このセットだけで３度のブレークに成功、第２セットも３度ブレークされるも、４度のブレークを奪い、１時間１３分で勝利を手にした。

現在、世界ランクが２３９位まで落ちているシュレボトニックは、年明けからアキレス腱の怪我でツアーを開始できず、その怪我が完治し復帰へ向けて練習を再開すると、今度は右肩を負傷。今季最後のグランドスラムのＵＳオープンまで、復帰が出来ずにいた。昨年末は世界ランク２１位で終えた彼女は、復帰後も勝ち星に恵まれず、ランキングを落としてしまっており、この日も勝利の女神は微笑まなかった。

その他の試合では、Ｕ・ラドワンスカ（ポーランド）が主催者推薦のＹ・モイスバーガー（オーストリア）を7-6 (8-6), 6-1のストレートで下した。両者３度ずつのブレーク合戦となった第１セットは、タイブレークへともつれ込み、接戦の末に先取に成功したラドワンスカが第２セットは一気にリズムを掴み圧倒。ストレートながら２時間２９分ものマラソンマッチを制した。

その他、Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国）がＡ・ペトコビッチ（ドイツ）を6-1, 6-4で、Ｉ・オラル（ルーマニア）がＬ・フラデカ（チェコ共和国）を6-2, 2-6, 6-1のフルセットで退け、それぞれ２回戦へ進んだ。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。