HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
オーストラリアの元ジュニアチャンピオンであるB・クライン(オーストラリア)が6カ月の出場停止処分を受け入れ、また人種問題に関するコースを受講することを決めた、と金曜日にオーストラリアの地元メディアが報じた。
19歳のクラインはこの6カ月出場停止に加え、ATPから1万ドルの罰金を言い渡された。クラインは先月のイギリスのATPの大会中にR・クラーセン(南アフリカ)に対して人種差別的な暴言を吐いていた。
2007年にメルボルンのジュニアのグランドスラム大会で優勝しているクラインは、クラーセンを「kaffir」(南アフリカの黒人に対する蔑称)と呼び、また彼のコーチおよび他の選手に対して唾を吐きかけていた。
今回、クラインは声明の中で「自分が誤って使ってしまった言葉に後悔しています。申し訳なく思っています。」と述べている。
「ATPの決定を受け入れます。そして全てを過去のことにしたいと思います。また人種問題に関する授業を受ける予定です。過ちから学びたいと考えています。」
出場禁止は7月20日から始まる。
3月にデビス杯デビューを飾っていたクラインは、コートでのマナーが悪く、オーストラリア・テニス協会から13,290ドルの罰金を受け、またAIS(オーストラリア国立スポーツ研究所)から一時的に離脱させられ、助成金を打ち切られていた。
プロ選手は一般のプレーヤーにも観客にも影響を与える大きな存在。クラインには出場停止期間中にしっかりとマナーを学んでもらいたいところだ。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.