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テニスのグランドスラム大会であるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会最終日の5日、ミックスダブルスの決勝が行われ、第9シードのM・ノウルズ(バハマ)/A・グローネフェルド(ドイツ)組が、第1シードのL・パエス(インド)/C・ブラック(ジンバブエ)組を7-5, 6-3そストレートで破り、見事優勝を飾った。
ノウルズはこれまで、全豪オープン、全仏オープン、そしてUSオープンで男子ダブルスのタイトルを獲得しているが、ウィンブルドンでの優勝は今回が初めて。「ずっとウィンブルドンで勝ちたかったんだ。僕の中では、最も重要な大会だからね。全ての選手が憧れている大会さ。とても特別なんだ。」
この試合は、同日に予定されていた男子シングルス決勝の後に組み込まれていたが、グランドスラム史上最多となる77ゲームを要したこの試合が終わるまで、4人の選手は待ち続けなければならなかった。
「ひたすら待っていたわ。だけど試合前にその試合がいつ終わるなんて、誰にも分からないこと。だけど、準備は常にしていたわ。」とグローネフェルドは試合を待つ心境を語っている。
またこのミックスダブルスの試合は、シングルスを観戦したほとんどの観客が見守る中で行われた。
これを見たノウルズは「あんなに多くの人が残っているなんて予想していなかったんだ。あんなにスリリングな男子シングルスの決勝の後に試合をするのは、とても大変だったよ。」とコメントした。
ノウルズとグローネフェルドは、この試合で10度のブレークチャンスのうち4度をブレークに結びつけ、20本のウィナーを決めて勝利を呼び込んだが、第1セットは2-5と劣勢からの逆転だった。
ノウルズはこの状況を「コートチェンジの時に『前向きにいこう』とアンナに言ったんだ。僕らは僅差でゲームを落としていたけど、プレー自体は良かったからね。」と振り返った。
これが功を奏したのか、ノウルズ/グローネフェルド組は第1セット第8ゲームから5ゲームを連取、逆転で第1セットを先取した。
「今考えると、あの姿勢が良かったんだと思う。そこから6、7、8ゲームを駆け足で獲ることが出来て、試合の流れを掴むことができた。」とノウルズは語った。
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