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男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、賞金総額275万ユーロ、クレー)は土曜日に準決勝を行い、昨年覇者のN・ジョコビッチ(セルビア)がR・フェデラー(スイス)を4-6, 6-3, 6-3で下し、決勝進出を決めた。
フェデラーは第2セットと第3セットでブレークに成功し、勝利するチャンスがあったにもかかわらず、逆転負けを喫した。フェデラーは昨年10月に地元のスイスの大会で優勝して以来、過去7カ月間、タイトルから見放されている。
試合後、フェデラーは「勝てるチャンスがあった。いつもはこんな風にチャンスを見逃すことはないのに。」と悔しそうな表情を見せた。
フェデラーは第2セットを2-1とリードしたが、そこで1時間ほど、降雨のため試合が中断。再開後、3-1とリードするが、そこからジョコビッチに5ゲームを連取されて第2セットを失う。
第3セットはジョコビッチがそのまま勢いを持続し、見事、逆転勝利を収めた。これにより両者の対戦成績はフェデラーの7勝4敗となった。
ジョコビッチはこれでマスターズ大会で連続しての決勝進出を決めた。2週間前にはモンテカルロの大会で決勝に進んでいる(R・ナダル(スペイン)に敗れて準優勝)。
フェデラーは「負けてしまったのはよくないけど、クレーでやるべきこと(10日から始まるマドリード・マスターズ)はまだある。腰の状態があまりよくないので、サーブのコースが甘くなっている。全仏に向けてうまく調整していきたいね。」と前向きに話している。今大会は3週間後に始まる全仏の重要な前哨戦となっている。
ジョコビッチは決勝で第1シードの世界王者ナダルと対戦する。ナダルは準決勝でF・ゴンサレス(チリ)を6-3, 6-3のストレートで下した。これでナダルはクレーコートでの連勝記録を29に伸ばした。最後にクレーで敗退したのは昨年の今大会の1回戦でのこと。
ジョコビッチが優勝できなかった場合、現在世界4位のA・マレー(英国)に3位の座を明け渡すことになってしまうため、連覇は必須だ。ジョコビッチは「彼(ナダル)とは1ポイント1ポイントが勝負になることが分かっている。」と決勝に向けて抱負を語っている。ナダルは今大会で21勝1敗をマークしており、2005~07年には3連覇を飾っている。
ジョコビッチは元全仏覇者T・ムスター(オーストリア)のトレーナーを先週、迎え入れており、今回の準決勝を含め、試合が長引いても動きが衰えないようになってきている。ナダルとの激突が楽しみだ。
今大会の優勝賞金は50万ユーロ。
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