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男子テニスツアーのBA-CAテニス杯(ウィーン/オーストリア、賞金総額67万4000ユーロ、ハード)は日曜日に決勝を行い、予選から勝ち上がったP・ペッツシュナー(ドイツ)が、第8シードのG・モンフィス(フランス)を6-4, 6-4のストレートで下し、見事優勝し、優勝賞金18万7000ドルを獲得した。
予選勝者によるツアー優勝は、今大会では1995年のF・デブルフ以来のことで、今シーズンでは3人目。他の2人にはデルレイビーチの大会で優勝した錦織圭(日本)とカサブランカの大会で優勝したG・シモン(フランス)がいる。
試合後、ペッツシュナーは「最高の気分だね。信じられない1週間だった。人生で最高のテニスができたと思う。」と驚きを隠せない様子だった。「初戦から決勝までいいプレーができた。この大会でツアー初優勝を飾れて本当にうれしい。」
ペッツシュナーは、今大会以前にはツアーでわずか4勝しかしていなかった。しかし今大会では初戦で第1シードのS・ワウリンカ(スイス)を下し、波に乗った。
一方、敗れたモンフィスは今季、全仏、ノッティンガム、バンコクの大会で四強入りしており、ツアー決勝進出は6度目だった。ツアー優勝は1995年に1度だけあり、久々の2勝目を狙ったが、ペッツシュナーの勢いに屈した。
決勝戦の第1セット、ペッツシュナーは第5ゲームでサービスブレークに成功。その後、モンフィスがブレークバックし、試合は4-4のタイに。しかし第9ゲームで再びペッツシュナーがブレークに成功すると、そのまま第1セットを先取する。続く第2セットでも安定したプレーを見せたペッツシュナーが同セットを奪うと、そのまま試合に終止符を打った。
ペッツシュナーは「今日の勝因は、彼(モンフィス)よりも忍耐強かったことだと思う。バンコクの大会でも対戦していたけど、今回はその試合とは違う戦略を使ったんだ。ネットに多く出ようとしたし、攻撃的なプレーを心がけた。功を奏したみたいだね。」と試合を振り返った。
ペッツシュナーは決勝で3本のサービスエースを記録、サービス時のポイントの73%を獲得し、9本あったブレークポイントのうち2本をものにした。
敗れたモンフィスは「彼(ペッツシュナー)はすばらしいテニスをしていた。彼の今日のプレーは僕のプレーよりもよかったし、安定していた。今日はひどいショットを何本か打ってしまった。」と肩を落とした。
「決勝戦で負けたのでがっかりしているけど、相手が攻撃的でいいプレーをしていたのだから仕方がない。もっと練習して、また決勝戦に進みたいね。」
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