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３回戦でシャラポワと対戦する杉山愛

画像提供： Getty/AFLO

女子テニスツアーのロジャーズ・カップ（カナダ/トロント、賞金総額１３４万ドル、ハード）は３０日、シングルス２回戦が行われ、杉山愛（日本）がＳ・ペア（イスラエル）を6-2, 6-2で下し、３回戦に進出した。杉山はこれで、ウィンブルドンから４大会連続での３回戦進出を果たした。

この日の杉山は、５本のダブルフォルトを犯すなど、かねてからの課題となっているサーブに苦しみ、２回のブレークをペアに許したが、リターンが好調で、リターンゲームではおよそ６０％の確率でポイントを獲得、また８本中６本のブレークチャンスを活かす勝負強さを見せ、３回戦に進出した。

勝利した杉山は３回戦で、第３シードのＭ・シャラポワ（ロシア）と対戦する。シャラポワは、Ｍ・ドマホウスカ（ポーランド）を7-5, 5-7, 6-2で下し、３回戦に進出している。

今大会が２回戦で敗退したウィンブルドン以来の試合となるシャラポワは、ファイナルセットの最初の４ゲーム連取し流れを掴むと、そのまま押し切り、２時間５６分のマラソンマッチに終止符を打った。

この日は第１シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）も初戦となる２回戦に臨み、Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国）を6-3, 4-6, 6-3とフルセットで振り切り、３回戦に進出している。この日のイバノビッチは、サーブが不調で、９本のダブルフォルトを犯し、ファーストサーブの確率は５９％と低調であった。また、世界ランク６４位のクビィトバに、１６本のブレークチャンスを与えるも、その内の１１本を守りきり、自らのブレークチャンスでは１５本中７本を決め、１時間５９分で勝利を収めた。

イバノビッチは３回戦で、Ｔ・パスゼック（オーストリア）と対戦する。パスゼックはＭ・シンク（ハンガリー）を6-4, 7-5で下しての、３回戦進出。

第２シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）はこの日、ナイトセッションに登場し、Ａ・ウズニアッキ（カナダ）を6-0, 6-4で下し、順当に３回戦に進出している。

先週のロサンジェルスの大会で、今季２勝目を挙げた、第７シードのＤ・サフィーナ（ロシア）は、Ａ・ロディオノワ（ロシア）を6-2, 6-4と、危なげなく下し、こちらも３回戦に進出している。

この他の試合の結果は以下の通り。

Ａ・チャクエタゼ（ロシア） (6) ○-× Ｊ・クレイバス（アメリカ）, 6-2, 7-5
Ｐ・シュニーダー（スイス） (9) ○-× Ｍ・ニクルスク（ルーマニア）, 6-1, 7-5
Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ） (11) ○-× Ｓ・バンマー（オーストリア）, 6-2, 6-2
Ｎ・ペトロワ（ロシア） (12) ○-× Ｔ・タナスガーン（タイ）, 6-3, 6-2
Ｓ・デュボワ（カナダ） ○-× Ｍ・キリレンコ（ロシア） (13), 6-2, 2-6, 7-6 (7-4)
Ｍ・Ｌ・ダ・ブリート ○-× Ｆ・ペネッタ（イタリア） (15), 6-3, 0-6, 6-3

今大会の優勝賞金は１９万６９００ドル。