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男女同時開催のエストリル・オープン(ポルトガル)は、月曜日に開幕し、男子部門(賞金総額58万5千ドル、クレー)に世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)がトップ・シードとして出場し、クレーコート・シーズンの開幕戦に臨む。
今季これまで優勝どころか、決勝戦にさえ進出していないフェデラーは、年初には単核症に悩まされ、最近では腺熱を患っていたと伝えられる。今大会には、体調万全で臨んでいるらしく、新たにJ・イゲラス(スペイン)をコーチにつけ、名誉挽回を狙う。
前コーチのT・ローチ(オーストラリア)氏と別れてから、11ヶ月間コーチなしでツアーを回っていたフェデラーは、「イゲラスは、J・クーリア(アメリカ)やM・チャン(アメリカ)など、数多くのトップ選手を指導してきた。この1週間を共に過ごして、どのような結果がでるか見てみたい。」と、自身の公式ホームページで語っている。同時に「決勝戦に自分の名前がないことに、非常にがっかりしている。」とも語り、2004年7月のスイス、グシュタード以来となる、マスターズ・シリーズ以外のクレー大会でのエントリーに、今季初の決勝の舞台と、タイトル獲得を狙う。
第2シードには、マイアミで自身2度目となるマスターズ・シリーズ優勝を飾ったN・ダビデンコ(ロシア)が出場する。今大会では、2003年に優勝し、2006年にも準優勝を上げる、相性の良い大会。
第3シードにはI・カルロビッチ(クロアチア)、第4シードにJ・ニエミネン(フィンランド)、第5シードにG・シモン(フランス)、第6シードにN・マウー(フランス)、第7シードにM・ジケル(フランス)、第8シードにM・ベレー(ドイツ)と続く。
この日試合を行ったシード勢は、第5シードのシモンがR・カラヌシッチ(クロアチア)を7-5, 7-5で、第7シードのジケルがB・パシャンスキ(セルビア)を6-4, 6-3で下し、2回戦進出を決めた。しかし第6シードのマウーは、主催者推薦のF・ジルに0-6, 3-6と、あっさり破れた。
その他の結果は、T・ガバシュビリ(ロシア)がF・マイヤー(ドイツ)を7-5, 7-5、I・ミナール(チェコ共和国)がM・バッサロ=アルグエッロ(イタリア)を7-5, 6-1で下し、初戦を突破した。
女子部門(ティア4、賞金総額14万5千ドル)は、第3シードのK・ナップ(イタリア)が主催者推薦のF・ピエダージを6-3, 6-0で、第6シードのK・ザコパロバ(チェコ共和国)がE・ロディナ(ロシア)を7-5, 3-6, 6-1で、第7シードのS・アービッドソン(スウェーデン)がL・オスターロウ(アメリカ)を7-5, 6-4で倒し、順当に2回戦進出を決め、T・ピロンコバ(ブルガリア)もS・デュボワ(カナダ)を6-0, 6-1で下し、初戦を突破した。
第1シードは、ランキング25位のF・ペネッタ(イタリア)で、第2シードは同32位のM・キリレンコ(ロシア)となっている。日本からは藤原里華(日本)が予選に出場したが、予選2回戦で破れ本戦入りとは行かなかった。ダブルスではK・アンダーソンと組んでエントリーしている。
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