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全豪オープンは大会第14日の27日、男子シングルス決勝を行い、昨年世界ランク3位まで急上昇した第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が、ノーシードから快進撃を続けてきたJW・ツォンガ(フランス)を4-6, 6-4, 6-3, 7-6 (7-2)で下し、初優勝を飾った。
20歳のジョコビッチは四大大会初優勝で、ツアー優勝は8回目。またセルビア人としては初のグランドスラム・チャンピオンとなった。
「優勝できて、そしてセルビア人として最初の四大大会覇者になれて、とても誇らしいよ。セルビアに帰ったら大騒ぎなんだろうね。母国に感謝しているよ。観戦してくれていた人たちを愛しているよ。」と喜びを語った。「ここで初めてのグランドスラム優勝を飾ることが出来て本当に幸せだし、この先もこの表彰台で皆さんに会いたいと思う。」
ジョコビッチは準決勝で、2連覇中だったR・フェデラー(スイス)を下し、昨年のUSオープンに続く四大大会決勝に進出。20歳と250日での優勝は1969年の大会オープン化後、史上4番目の若さとなった。
世界ランク38位のツォンガも、今大会大健闘した。1回戦からシード選手を破り、準決勝では世界ランク2位のR・ナダル(スペイン)を破り、自身初のツアー決勝に進出。2006年の最初には338位だった世界ランクも、最新ランキングでは20位以内に入ることが決まっている。
この試合は序盤、両者ともに硬さが見られ、第1、第2ゲームで互いのゲームをブレークされる。その後、手探りのままサービスキープが続いたが、第10ゲームでツォンガがロブショットをベースライン際に決め、ジョコビッチのサービスを破って第1セットを先取した。
今大会初めてのセットダウンを喫したジョコビッチだったが、第2セットでは第7ゲームでツォンガのサービスをブレークし、セットオールに持ち込んだ。
第3セットでもジョコビッチの流れは変わらず、第3ゲームでサービスブレークを記録。第9ゲームでは再びツォンガのサービスを破り、7本目のセットポイントをものにして、第3セットを勝ち取った。
このまま試合を決めるかに見えたジョコビッチだったが、第4セットでネットに出た際に左足を痛め、メディカルタイムアウトを取るアクシデントが発生。治療を受けた後は、明らかに動きが鈍ったように見えたが、一方のツォンガも得意の強打が影を潜めて、このセットはタイブレークに突入。
タイブレークでは、2ポイント目でジョコビッチがミニブレークを決めて2-0とリード。そして、6ポイント目でツォンガのダブルフォールトがあり、ジョコビッチが5-1と決定的なリードを奪って、次のサービス2本をポイントにつなげて、勝利を決めた。最後のツォンガのショットがアウトしたときには、ジョコビッチはコートに大の字に横たわって、顔を両手で覆った。
優勝したジョコビッチは優勝賞金137万豪ドルを、準優勝のツォンガは賞金60万2800豪ドルを手にした。
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