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(スイス、チューリッヒ)
チューリッヒ・オープン(賞金総額134万ドル、ティア1)は16日、シングルス1回戦を行い、先週のクレムリン・カップで準優勝した第6シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)が右足内転筋を痛めて棄権、対戦成績で6勝2敗と差をつけていたP・シュニーダー(スイス)に0-6, 0-3で敗れた。
セリーナ本来のプレーは影を潜め、シュニーダーに終始圧倒され、試合はわずか33分間で終了した。セリーナはサービスエースは1本もなく、ファーストサーブでは10本中1ポイントしか取れず、セカンドサーブでも16ポイント中4本しか決められなかった。
セリーナは先日、クレムリン・カップ決勝で第1セットを先取し、4月以来のタイトル獲得に後一歩と迫ったが、地元の声援を味方に付けたE・デメンティエワ(ロシア)に逆転を許した。しかしセリーナはその準優勝で、最終戦のツアー・チャンピオンシップスへ出場権を手にした。怪我が重なり今季はわずか11大会の出場に留まったが、全豪オープンとマイアミのビッグ・タイトルを獲得するなど、35勝9敗と安定した成績を収めている。
第7シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)はD・サフィーナ(ロシア)を7-6(7-2), 7-6(7-4)で退けて2回戦進出を決めた。今季はインディアンウェルズでの優勝を始め、ルクセンブルグとバリで準優勝しているランキング9位にいるハンチュコバだが、USオープン初戦でもJ・バクレンコ(ウクライナ)に足元をすくわれるなど、取りこぼしが目に付く。
同様に好不調の波が激しい第9シードのM・バルトリ(フランス)は、予選勝ち上がりのS・ポン(中国)相手に、6-7(4-7), 6-0, 6-1で、2回戦進出を決めた。現在ランキング11位のバルトリは、ウィンブルドンの準決勝では世界ランク1位のJ・エナン(ベルギー)を下す大金星を上げたが、決勝ではV・ウィリアムズ(アメリカ)に一蹴された。今季は42勝28敗と優勝もなく、先週のモスクワでも2回戦で主催者推薦のV・ドゥシェヴィナ(ロシア)に敗れている。
その他、第8シードのA・モレスモ(フランス)、S・バンマー(オーストリア)、V・ズヴォナレーワ(ロシア)、ラッキー・ルーザーのA・ラドワンスカ(ポーランド)などが2回戦進出を決めた。これまで24回のツアー優勝を誇るモレスモは、虫垂炎と太腿の怪我でランキングを下げているが、そろそろ本来のリズムを取り戻したいところ。ズヴォナレーワは2回戦ではトップシードのエナンの胸を借りる。
今大会の優勝賞金は18万2千ドル。
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