（ルクセンブルグ、ルクセンブルグ）
フォルティス選手権（賞金総額６０万ドル、ティア２）は２６日、シングルス２回戦に第２シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）が登場し、地元の声援を受けるＡ・クレマー（ルクセンブルグ）を7-5, 6-4のストレートで下しベスト８へ駒を進めた。
ＵＳオープン以来初めてコートに立った１９歳のイバノビッチは、第１セットはファースト・サーブがわずか４６％しか入らず、７本ものブレーク・ポイントを握られたものの、そのうち６本をしのいでセットを先取した。第２セットはファースト・サーブの確率を６２％に上げて勝利をものにした。イバノビッチは今季３度目のタイトルを目指し、第８シードのＴ・ゴロバン（フランス）とＦ・スキアボーネ（イタリア）の勝者と準々決勝を行う。
第３シードのＮ・ペトロワ（ロシア）は、Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ）に2-6, 1-6であっさり敗れた。アザレンカはサーブが好調で、５本のサービス・エースを叩き出し、ファースト・サーブでは実に９５％の確立でポイントを獲得し、試合を優位に進めた。アザレンカはベスト４入りをかけてＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）と対戦する。
ズヴォナレーワは、ＵＳオープンベスト８で第７シードのＳ・ペア（イスラエル）を4-6, 6-1, 6-4の逆転で破っての勝ち上がり。４月からＵＳオープンまでツアーを離れていたズヴォナレーワは、これが復帰後３大会目で、先週のスロベニア・オープンに続く８強入りとなった。
その他１回戦残り２試合も行われ、第６シードのＰ・シュニーダー（スイス）が予選勝者のＫ・ボンダレンコ（ウクライナ）を6-1, 6-3で退け、同じく予選を勝ち上がったＫ・ザコパロバ（チェコ共和国）と２回戦で対戦する。ゴロバンも主催者推薦のＳ・シルステアを6-3, 6-1と危なげなく下し、２回戦進出を決めた。
今大会の優勝賞金は８万８千２６５ドル。
（2007年9月27日10時29分）
「優勝は大きな意味」女王が初戦突破 
