HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(イタリア)
女子テニス国別対抗戦のフェドカップは今週末、準決勝を行い、昨年優勝国のイタリアがフランスと対戦、初日が終わって1勝1敗となっている。
イタリアのカステラネタ・マリーナにあるクレーコートで開催されているこの試合は、シングルス第1試合ではフランス代表のT・ゴロバン(フランス)がイタリア代表T・ガルビン(イタリア)を6-3, 2-6, 6-2で下し、フランスに1勝をもたらした。
ゴロバン対ガルビン戦は、試合中に気温が華氏104度(摂氏40度)まで上昇する過酷な状況となった。
ゴロバンは試合早々にブレークを喫したが、集中力が途切らせず第7・9ゲームでブレークバック、第1セットを先取した。しかし第2セットに入ると暑さがじわじわとゴロバンを襲い、第4ゲームから5ゲーム連取され、第2セットを失った。
第3セットの前にヒート・ポリシーにより10分の休憩を挟んだ後、ゴロバンは再開直後にブレークされたものの劣勢を挽回、最後は4ゲーム連取でフランスに1勝をもたらした。
ゴロバンは「1勝してチームに貢献できてうれしい。国のためにプレーするのは好きだわ。今日の試合ではタフな時が何度かあったけど、全体としては自分のリズムもつかめて、勝てたわ。」と試合を振り返った。
第2試合ではイタリア代表F・スキアボーネ(イタリア)がフランスのエースで世界6位のA・モレスモ(フランス)を7-5, 6-3で下し、試合を1勝1敗のタイに戻した。世界ランク31位のスキアボーネは、これでモレスモに3連勝。両者は昨年のフェドカップ1回戦でも対戦していた。そのとき、スキアボーネの活躍によりフランスに4-1で勝ったイタリアは、そのまま優勝した。
スキアボーネは「一番大事なことは、チームに1勝をもたらせたこと。あとは日曜に2勝するだけよ。」と力強く語った。「もちろんうれしいわ。国のために闘うのは好きだし、自国のファンの前で勝ったのは初めてだったからね。」
一方敗れたモレスモは「もっと自信が必要だわ。そうすれば勝てると思うけど、今は今日の試合を忘れて、明日に集中しなくてはならないわ。」と肩を落した。
日曜日にはリバースシングルス2試合とダブルス1試合が行われる。最近のフェドカップの7試合で5勝しているスキアボーネがゴロバンと対戦予定となっている。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.