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(アメリカ、バーモント州ストウ)
女子テニス国別対抗戦のフェドカップは今週末、準決勝を行い、7年ぶり18回目の優勝を狙うアメリカが強豪ロシアと対戦、初日のシングルス2試合を終えた時点で1勝1敗としている。
第1シングルスではアメリカ代表18歳のV・キング(アメリカ)がロシア代表A・チャクエタゼ(ロシア)と対戦。世界ランク8位のチャクエタゼが6-1, 6-3で勝利し、ロシアに1勝目をもたらした。
第2シングルスは、先日ウィンブルドンで復活優勝を飾ったアメリカ代表のV・ウィリアムズ(アメリカ)が、ロシア代表の世界9位N・ペトロワ(ロシア)と対戦。試合はフルセットにもつれ込む大熱戦となったが、結局ヴィーナスが7-6(8-6), 0-6, 6-4で勝利、試合を1勝1敗のタイに戻した。
第1セット、ヴィーナスはいきなり0-3の劣勢に立たされるが、タイブレークに持ち込むと、見事逆転で第1セットを先取。しかしそこで落ち込まなかったペトロワが第2セットを6-0で奪い返し、試合はファイナルセットへ。ペトロワはその第3セットも第7ゲームでブレークして4-3とリードしたが、その後ヴィーナスが3ゲームを連取、結局激戦に終止符を打ったのはヴィーナスの方だった。
試合後ヴィーナスは、第2セットで1ゲームも奪えなかったものの、気持ちのコントロールは出来ていたと語る。「緊張はしていなかったわ。彼女(ペトロワ)が調子がよかっただけ。ウィンブルドンで厳しい試合をこなした後だから、全然緊張しなかったわ。」
一方のペトロワは「第1セットのタイブレークで6-3とリードしながらセットを奪えなかったのが一番がっかりしたわ。でも第1セットは献上するけど、第2セットは容赦しないわよ、とそのとき思ったの。」と試合を振り返っている。
ヴィーナスは、妹のS・ウィリアムズ(アメリカ)がウィンブルドンで痛めた手首の怪我により出場を取りやめたため、エースとしての重責を果たすこととなったが、見事その役目を果たした。ヴィーナスは連戦の疲れも問題ないとし、「体調はいいわ。今年は一生懸命トレーニングしてきたから。たとえ疲れていたとしても担架に乗ってでもコートに行くわ。国のために何としても勝つたなくちゃ。」と強気の抱負をコメントをしている。アメリカは2003年以来の決勝進出を目指す。
セリーナのいないアメリカ同様、ロシアも全米覇者のM・シャラポワ(ロシア)、そして世界4位のS・クズネツォワ(ロシア)を怪我で欠いている。
日曜日のリバースシングルスでは、第1試合でヴィーナスがチャクエタゼと、第2試合ではキングがペトロワと対戦する。ダブルスでは、キング/L・レイモンド(アメリカ)組がペトロワ/E・ヴェスニナ(ロシア)組と対戦する。
両国の対戦は今回で6度目。ロシアは最近の3度のフェドカップで2勝しているが、アメリカに勝ったのは2005年の準決勝が初めてだった。
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