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(イギリス、ウィンブルドン)
ウィンブルドンは5日、大会10日目の試合を行い、男子シングルス4回戦で、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第14シードのM・ヨージニ(ロシア)に4-6, 3-6, 6-1, 6-2, 6-2で逆転勝ちし、2年連続のベスト8入りを決めた。
このタフさもナダルの強さの秘密なのだろうか。2セットダウンという土壇場もナダルには通用せず、強靭な精神力で見事逆転した。
土曜日に始まった3回戦を前日に足掛け5日で制したナダルは、疲労からか序盤はスロースタートとなる。第1セットは第10ゲームでブレイクを許して落とすと、その後も対戦相手のヨージニびいきの応援の中、第2セットも奪われた。
しかし、2年連続の決勝進出を狙う全仏チャンピオンは、ここから世界2位の本領を発揮する。ヨージニのショットを強烈なカウンターで返し、調子を取り戻すと、トレードマークのガッツポーズも出始める。第3セットを大差で奪い返した。
第4セットの前には、ここまで好調だったヨージニがインジュアリータイムを要求し、トレーナーを呼んで腰の治療を受けた。明らかに動きが鈍ったヨージニの隙をナダルが見逃すはずもなく、第4セットを取ってセットオールに持ち込んだ。
ファイナルセットではヨージニも必死の抵抗を試みるが、3-1で迎えた第5ゲームをナダルがブレイクして、そのまま5-1とする。第6ゲームではヨージニがマッチポイントを1本凌いで何とか1ゲームを返すが、反撃もここまで。最後はバックハンドのクロスをコーナーぎりぎりに沈め、サービスゲームをラブゲームでキープ。3時間4分の熱戦に幕を下ろした。
初優勝を狙うナダルは準々決勝で、昨年ベスト4のJ・ビョークマン(スウェーデン)を6-4, 6-0, 6-7(6), 6-0で下した第7シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。
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