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大会の初戦から杉山は安定感のあるプレーで快勝した。「1回戦としては、すごく納得のいく戦いができた」と喜んだ。
世界169位の若手、サウスは強力なサーブを持っていたが、日本のエースはブレークのチャンスを確実にものにした。スピーディーな動きで、ストローク戦でも終始優位だった。
緑の芝の上での軽快な動きからは想像もつかないが、右足に不安を抱えていた。前週に親指のつめが割れ、それをかばったためか薬指と小指の間にうおのめもある。右足が腫れ上がっていたそうだが、今大会には選手のために足の専門医がおり、その治療のおかげで日ごとに状態は良くなっているという。世界のトップ選手に比べるとパワーのない杉山にとって、最大の武器は速いテンポの攻撃。フットワークがその生命線だけに「わたしにとってはすごく大きい」と実感を込めた。
7月5日に32歳になる杉山は、ウィンブルドンは初めて出てから今回で15年連続出場。「ここに来るとワクワクする気持ちになる。やっぱり特別な思い入れがある」。足の心配も解消されつつあり、話す表情は明るかった。(共同)
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