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（フランス、パリ）

全仏オープンは２９日、男女シングルス１回戦を行い、第１シードのＲ・フェデラー（スイス）が前日に雨天順延となった試合を再開させる。３連覇を狙う第２シードのＲ・ナダル（スペイン）、第３シードのＡ・ロディック（アメリカ）、今季全豪準優勝の第５シードのＦ・ゴンサレス（チリ）、第６シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）も登場する。

昨日は降雨のために男子では２０試合が順延、８試合が途中中断となっており、全仏オープン初優勝を狙うフェデラーも、Ｍ・ラッセル（アメリカ）と対戦中に6-4, 4-1とリードした時点で、試合が中断となった。
この波乱が多い赤土の大会では、２００１年優勝のＧ・クエルテン（ブラジル）以来、トップシードの選手が栄冠を勝ち得ておらず、今年が９回目の出場となるフェデラーも、２年連続でトップシードとして出場しながら、クレー王ナダルの前に敗れ、優勝を逃している。

初出場から負けなしで２連覇中のナダルは、Ｂ・ボルグ（スウェーデン）以来の３連覇に向けて、Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）と対戦する。ナダルは先日のハンブルグ・マスターズ決勝でフェデラーに敗れるまでクレーコートで８１連勝と歴代１位の記録をたたき出しており、今大会でも優勝を狙う。

ロディックはＩ・アンドレエフ（ロシア）と、ゴンサレスはＲ・シュティエパネック（チェコ共和国）と顔を合わせる。また、ジョコビッチはＳ・ジラルドと、第８シードのＪ・ブレーク（アメリカ）はＩ・カルロビッチ（クロアチア）と、地元期待の第１１シードのＲ・ガスケ（フランス）はＮ・マウー（フランス）と、それぞれ対戦する。Ｉ・リュビチッチ（クロアチア）とＴ・ロブレド（スペイン）、Ｊ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）は、昨日中断となった試合を再開させる。

その他の注目の試合は以下の通り。

Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(10) vs. Ｇ・ガルシア=ロペス（スペイン）
Ｌ・ヒューイット（オーストラリア）(14) vs. Ｍ・ミルニ（ベラルーシ）
Ｄ・ナルバンディアン（アルゼンチン）(15) vs. リー・ヒュンタク
Ｍ・バグダティス（キプロス）(16) vs. Ｓ・グロージャン（フランス）
Ｊ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）(18) vs. Ｆ・サントロ（フランス）
Ｇ・カニャス（アルゼンチン）(19) vs. Ｖ・ハネスク（ルーマニア）
Ｃ・モーヤ（スペイン）(23) vs. Ａ・セッピ（イタリア）