男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は19日、シングルス決勝が行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第21シードの
N・ジャリー(チリ)を6-4, 7-5のストレートで破り、2017年以来7年ぶり2度目の優勝を果たした。試合後には「僕は自分が望むレベルにいる。前に進めば、また夢を見ることができる」と自信を語った。
>>【動画】ズベレフ優勝の瞬間、マッチポイントハイライト<<>>ジョコビッチ、マレーらゴーネット・ジュネーブOP組合せ<<世界ランク5位で27歳のズベレフは今大会、初戦の2回戦で世界ランク70位の
A・ブキッチ(オーストラリア)、3回戦で同54位の
L・ダルデリ(イタリア)、4回戦で同53位の
N・ボルジェス(ポルトガル)、準々決勝で第11シードの
T・フリッツ(アメリカ)を下し4強入り。17日の準決勝では第29シードの
A・タビロ(チリ)を1-6, 7-6 (7-4), 6-2の逆転で破り決勝に進出した。
決勝戦、ズベレフは6本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに95パーセントの高い確率でポイントを獲得。サービスゲームでは試合を通してわずか5ポイントしか落とさない完璧なプレーを見せ、ジャリーに1度もブレークポイントを与えなかった。
リターンゲームでは9度のブレークチャンスを創出し2度のブレークに成功。1時間41分でキャリア通算22勝目、今シーズン初のタイトルを獲得するとともに「ATPマスターズ1000」6つ目のトロフィーを手にした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはズベレフのコメントが掲載されている。
「今回の優勝は、またこのようなトーナメントで優勝できるということを証明するものだから、ある意味特別なものだ。僕は自分が望むレベルにいる。前に進めば、また夢を見ることができる。これが今週僕にもたらされたものだね」
「もちろん、初戦の最初のポイントから今まで、ずっといいプレーができていた。この結果にはとても満足しているよ。準決勝では少し苦戦したけれど、そこから抜け出すことができた。今日は素晴らしいパフォーマンスだった。ニコ(ジャリー)は非常にいいプレーをしている。対戦相手を打ち負かし、どのような相手も打ち負かしたことは、彼が燃えていることを示している。僕はそれを無力化しなければならなかった。彼のサーブも何度も無力化しなければならなかった。このトロフィーの隣に座れてうれしいよ」
今後は26日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に出場する。
「これまで何度も言ってきたことだけど、もう1度言うよ。僕は、いいプレーができないときは誰にでも負けるけど、いいプレーができれば、誰にでも勝てるんだ。それが僕の考え方」
「パリでも、ここと同じように自分のリズムをつかむために、自分自身に集中しなければならないことは分かっている。自分のラケットにすべてがかかってくるんだ」
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