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(ドイツ、ミュンヘン)
BMWオープン(賞金総額48万2千ドル、クレー)は日曜日に決勝を行い、ノーシードから勝ち上がった地元期待のP・コールシュライバー(ドイツ)が、第3シードのM・ヨージニ(ロシア)を2-6, 6-3, 6-4の逆転で退け、見事ツアー初優勝を飾った。
同大会でのドイツ人の優勝は、1994年のM・シュティヒ(ドイツ)以来で、また決勝進出は2002年のR・シュトラー(ドイツ)以来のことだった。
試合後コールシュライバーは「ツアー初優勝が地元で達成できるなんて最高の気分だね。」と語った。決勝にはコールシュライバーの家族や友人約20人がかけつけた。「とてもうれしいよ!信じられない日となったね。この気持ちが落ち着くには2、3日必要だね。」
23歳のコールシュライバーは今大会絶好調で、2回戦で第5シードのJ・ニエミネン(フィンランド)、準決勝で第4シードのM・バグダティス(キプロス)、決勝で第3シードのヨージニと、トップ5シードのうち3人を撃破しての優勝だった。コールシュライバーは「決勝は今週で一番緊張したけど、自信はあった。1週間を通じて観客の応援があり、最高の気分でプレーができた。」とコメントした。
試合亜出は、コールシュライバーが第1セットを2-0とリードするも、その後6ゲームを連取され第1セットを落とした。第2セットでは早々にヨージニのサービスをブレークすると、セットを奪い返して勝負の行方は第3セットへ。ファイナルセットでは第5ゲームをブレークし、勝利へと結びつけた。試合時間は2時間以上に及び、接戦となった。両者ともに獲得ポイントは86ポイントで、8本のブレークポイントのうち3本をものにしている。
コールシュライバーは「第1セットを落とした後、もう駄目だと思った。でも再び自分のゲームを取り戻し、彼(ヨージニ)にプレッシャーをかけられたよ。」と試合を振り返った。
一方、敗れたヨージニは、「第2セット早々に彼(コールシュライバー)のサービスをブレークするチャンスが何度かあったけど、ブレークできなかった。試合開始当初は調子がよかったけど、第2、3セットは調子を落としてしまった。」と肩を落とした。
ヨージニは今季3度目の決勝進出で、2月のロッテルダムの大会でツアー3勝目を挙げ、翌週のドバイの大会では2週連続で決勝に進出したがR・フェデラー(スイス)に敗れ準優勝に終わっている。「今大会で決勝に進めて本当によかったよ。今週前半は調子があまりよくなかったからね。ここで1試合1試合重ねるごとに調子が上がっていったので、本当によかった。」とヨージニは前向きに語った。
ダブルス決勝では、シングルス決勝を戦ったコールシュライバー&ヨージニのペアが、J・ハジェク(チェコ共和国)/J・レヴィン(アメリカ)スキー組を6-1, 6-4で下して優勝した。
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