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(アメリカ、コネチカット州ニューヘイブン)
日曜日に開幕したUSオープンシリーズ最終戦、パイロット・ペン・テニス(賞金総額127万5千ドル)に、A・モレスモ(フランス)、J・エナン(ベルギー)=アルデンヌら主力選手が勢揃いしている。
モレスモは、今年1月に全豪オープン制覇を果たし、その後ウィンブルドンでも優勝するなど、女王の座を不動のものにしつつある。しかしウィンブルドン以後、右肩の怪我により満足にプレー出来ておらず、USオープンを前に体調不安を抱えている。「モントリオールの大会に出られなくてイライラしていたの。あの大会ではいつも良いプレーが出来ていたから。この大会(パイロット・ペン)では1試合でも多く試合をこなして、USオープンに100%の状態で臨めるようにしなくてはいけないわね。」2回戦からの出場となるモレスモの初戦の相手はA・チャクエタゼ(ロシア)と予選勝者の試合の勝者。
全仏オープン2年連続覇者、エナン=アルデンヌは今大会はモレスモに次ぐ第2シードでの登場。エナン=アルデンヌは、今夏に出場する予定だったサンディエゴとモントリオールの大会を膝の故障のため欠場しており、モレスモ同様にこちらも体調不安を抱えている。エナン=アルデンヌの初戦(2回戦)の相手はA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)と予選勝者の勝者。「長い休養だった。今は必要なことは、試合をして本来のリズムを掴むこと。どんなに練習で上手くいったとしても、試合では何が起こるかわからないの。USオープン前に最低でも数試合は戦っておきたいわね。2日前にヨーロッパから到着したばかりで、この環境に慣れるにはもう少し時間がかかると思うけれど、幸いたくさん休めたおかげで、精神的にはとてもリフレッシュできているわ。」
モレスモ、エナン=アルデンヌに続き、E・デメンティエワ(ロシア)が第3シード、N・ペトロワ(ロシア)が第4シードとなっている。ペトロワは現在4連敗中と不調に陥っており今大会で勢いを付けたいところ。
また賞金総額67万5千ドルの男子部門では、会場に程近いコネチカット州フェアフィールドで生まれ育ったJ・ブレーク(アメリカ)がトップシードとして出場する。ディフェンディング・チャンピオンのブレークは、先月のインディアナポリス大会以来不調に陥っているが、今大会ではトップ16シードに与えられる1回戦免除を受けて、2回戦でR・ラミレス=イダルゴ(スペイン)とC・ロクス(ベルギー)の勝者と対戦する。「トップシードというのはいいもんだね。昨年は山あり谷ありといった感じではまさにクレージーな1年だった。ただ僕の人生そのものが、まさにジェットコースターみたいなもの。願わくばもっと高いところに行きたいね。」
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