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(アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス)
今シーズン、背中の負傷で3月のインディアンウェルズ大会以降、満足に試合をこなせずにいたL・ダベンポート(アメリカ)が、復帰戦に選んだのはJPモルガン=チェイス・オープン(賞金総額60万ドル、ティア2)だった。
ダベンポートは同大会との相性が良く過去に優勝4回、準優勝4回と輝かしい戦績を残している。相性の良い同大会で好成績を収め、月末に行われるUSオープンへ弾みをつけたいところだったが、なんと復帰第一戦となったこの日、格下S・ストザー(オーストラリア)に7-6 (4),4-6, 3-6のフルセットの末敗れることとなった。
「(敗戦について)悔しいとも思わないわ。怪我からの復帰というのはとても長い道のりなの。試合結果についてもまるで気にしていないわ。今日は自分のテニスがどのくらいのレベルにあるかを確認したかっただけだから。」と、試合後話していたダベンポートだが、調整不足は誰の目にも明らかだった。この日対戦したストザーでさえ、「確かに私の調子はすごく良かったわ。サーブも良かったし、フットワークも良かった。ただ試合の大事な場面でダブルフォルトを犯すなど、彼女(ダベンポート)レベルの選手が到底犯すことのないミスを簡単にしていたのにはびっくりしたわ。」と、大金星をあげたことより、ダベンポートのプレーに精彩がなかったことに驚きを隠せない様子だった。
今シーズン、ツアー4大会に出場し8勝4敗、トップだった世界ランキングも10位まで落ち、怪我の状態も芳しくない。3週間後にUSオープンを控えているにも関わらず明らかな調整不足で格下選手に敗れるなど、元女王にとっては、決してポジティブな状況ばかりとは言えない。しかし、今回のUSオープンが自身最後のUSオープンとなる可能性も高いだけに、体調をしっかり整えてベストの状態で大会に臨んで欲しいとファンは願っている。
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