HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(イタリア、ローマ)
全仏オープンの前哨戦であるイタリア国際(賞金総額134万ドル、ティア1、クレー)は土曜日準決勝が行われ、M・ヒンギス(スイス)が第9シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)を0-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、見事決勝に駒を進めた。3年のブランクを経て今年からツアーに復帰したヒンギスは、今大会では1998年に優勝して以来の決勝進出となった。
過去7つのグランドスラムタイトルを獲得しているヒンギスは、今大会好調で、準々決勝までの4試合にすべてストレート勝ちを収めていた。しかしこの日は、第1セットをヴィーナスの怒涛の攻撃の前に成す術なく0-6で落とす最悪の立ち上がり。しかしヒンギスは全く動揺することなく、その後徐々にリズムを取り戻し、第2、3セットを連取し今季2度目のツアー決勝進出を果たした。
とくに第3セットでは両者一歩も譲らぬ緊迫した展開が続いたが、ヒンギスが第8ゲームで20本続いたラリーを制すると一気にたたみかけた。勝利インタビューでヒンギスは、「7年前にここで準決勝を戦ったことが昨日のことのように思い出されます。(東レに続き)ツアー大会の決勝に進めてとても嬉しい。」と語り、感激した様子だった。
ヒンギスの決勝の相手は今大会台風の目となっているD・サフィーナ(ロシア)。サフィーナは準決勝で、第7シードのS・クズネツォワ(ロシア)を3-6, 6-4, 7-5のスコアで振り切った。サフィーナは、今大会ですでに第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)、第5シードのE・デメンティエワ(ロシア)を撃破しており、まさに手がつけられない状態だ。
決勝進出を決めたサフィーナは、「大会前にドローを見たとき、まさか自分がクレイステルスを破り、デメンティエワとクズネツォワに勝利するなんてことは想像も出来なかった。まさに夢が現実になるとはこのことね。」と話していた。サフィーナのツアー決勝進出は昨年5月のプラハの大会以来1年ぶりとなる。
ヒンギスとサフィーナの両者は今年3月のインディアンウェルズ大会の準々決勝で顔を合わせており、そのときはヒンギスがストレート勝ちを収めている。 今大会の優勝賞金は19万6,900ドル。
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.