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プエルタに続き、重い処分を受けたカラタンチェバ |
画像提供:Getty/AFLO |
(イギリス、ロンドン)
昨シーズン急成長を見せたS・カラタンチェバ(ブルガリア)は水曜日、国際テニス連盟(ITF)から2年間の出場停止処分を言い渡された。
今回カラタンチェバが受けたのは、昨年の全仏オープンの時に薬物陽性反応が出た事案についての処分。全仏オープン期間中の5月31日に提出された尿のサンプルからナンドロロンと言うステロイドが検出され、ITFが7月に競技外で採取したサンプルからも検出されていた。現在世界ランキング41位のカラタンチェバは、上訴に3週間の猶予が与えられている。
カラタンチェバは、昨年の全仏オープンでV・ウィリアムズ(アメリカ)を下し、ベスト8入りを果たして有名になったが、今ではドーピングの陽性反応でその名誉を傷つけられてしまった。上訴が通らなければ、2008年の1月までツアーには出場できないことになる。同時に、カラタンチェバの全仏オープンとそれ以降の結果は無効とされ、獲得賞金と獲得ポイントも没収される。
男子では先月、ITFはM・プエルタ(アルゼンチン)に2度目のドーピング違反が発覚したため、8年間の出場停止処分を下していた。プエルタは全仏オープン決勝直後の検査で、禁止されている興奮剤のエティリフリンが検出されていた。プエルタはそれ以前にも、2003年にクレンブテロールの反応が出て9ヶ月の禁止処分を受けていた。
(2006年1月12日)