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父親として初勝利を決めたヒューイット |
画像提供:Getty/AFLO |
(オーストラリア、アデレード)
ネクストジェネレーション・アデレード国際(賞金総額41万9千ドル)にトップシードで出場しているL・ヒューイット(オーストラリア)は、3日、1回戦を行い、J・ヘルニチ(チェコ共和国)を相手に出だしでは冷やりとされたものの、4-6, 6-2, 6-4の逆転で勝ち、新シーズン初戦を勝利で飾った。
ヒューイットは、去年のUSオープン以来足や股の故障に悩まされており、それ以降はわずか1大会に出場するにとどまっていた。しかし事実上の復帰戦とも言える母国での大会で、地元ファンの応援に応え、先ずは1回戦を勝ち取り足元を固めた。
2回戦ではP・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。
昨年11月に第1子が誕生したヒューイットは、復帰に向けてリハビリを積み重ねてきており、新しいシーズンを万全な体調で迎えている。「この5、6週間、かなりトレーニングに費やしてきたから体調は上向きだよ。ジムやランニングをして過ごしてきたからね。今は、オーストラリアのリバウンド・エースのサーフェスと暑い天候に慣れるため、とにかくたくさんボールを打つようにしている。ここ数週間はかなり暑い日が続いていたから、そういう意味では、アデレード、シドニー、メルボルンへの良い準備が出来たね。」
シード勢では、第3シードのD・フルバティ(スロバキア)が地元のR・ジュネイドに6-3,7-5で、また第5シードのJ・ブレーク(アメリカ)もA・マルティン(スペイン)に6-3, 6-3でそれぞれ勝っている。第7シードのJ・二エミネンもP・H・マチュー(フランス)を6-2, 7-6(7-5)で下した。第8シードのJ・I・チェラ(アルゼンチン)はI・カルロビッチ(クロアチア)に対し3-6, 6-3, 1-6でこの日シード勢としては唯一の敗退を喫した。
その他主な選手では、F・マイヤー(ドイツ)はJ・モナコ(アルゼンチン)を6-2, 6-4で、M・フィリプーシス(オーストラリア)はV・スペーディア(アメリカ)を6-4, 3-6, 6-4で下している。
また、月曜日に行われた1回戦では第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)がA・カイエリ(アルゼンチン)を7-5, 6-4で退け、2006年度男子ツアー最初の勝利者となっていた。
(2006年1月4日)