男子テニスのリベマ・オープン(オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、ATP250)は12日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのD・メドベージェフがラッキールーザーで本戦入りした世界ランク127位のA・マナリノ(フランス)を7-6 (8-6), 6-4の熱戦の末に破り、3年ぶり5度目の初戦突破を果たした。試合後、メドベージェフは「猫とネズミのようなゲーム」と語った。
29歳で世界ランク11位のメドベージェフが同大会に出場するのは2年ぶり6度目。2022年には準優勝を飾っている。
そのメドベージェフは今大会から芝シーズンに臨み、初戦の2回戦で36歳のマナリノと顔を合わせた。
両者はこれまでに8度対戦しており、4勝4敗となっていた。
この試合の第1セット、メドベージェフは第1ゲームでいきなりブレークを許すも、直後のリターンゲームですぐにブレークバックに成功。その後は両者キープが続き、突入したタイブレークでメドベージェフは2度のセットポイントをセーブして先行する。
続く第2セットでメドベージェフは5本のサービスエースを決め、サービス時には83パーセントの確率でポイントを獲得。1度もブレークポイントを与えず安定してキープを重ね、リターンゲームでは第9ゲームでブレークに成功。直後のサービング・フォー・ザ・マッチをものにし、2時間5分に及ぶ熱戦を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメドベージェフのコメントが掲載されている。
「彼(マナリノ)は芝で完璧なプレーをする。球が低くて、少なくとも僕のショットでは打ち抜くことができない。実際、僕のボールも彼に同じように作用して、お互いにウィナーが取れないから、猫とネズミのようなゲームになる。それが体力的にとても厳しいんだ」
勝利したメドベージェフは準々決勝で世界ランク87位のR・オペルカ(アメリカ)と対戦する。オペルカは2回戦で同150位のN・ジャリー(チリ)を下しての勝ち上がり。
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