国枝慎吾 2連覇&2冠「キツすぎた」

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国枝慎吾(2024年)
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車いすテニスのエキシビションマッチであるマイアミ・オープン・車いすテニス・インビテーショナル(アメリカ/マイアミ、ハード)は日本時間29日(現地28日)に男子シングルス決勝が行われ、2023年に現役を引退した元世界ランク1位の国枝慎吾が現世界ランク4位のG・フェルナンデス(アルゼンチン)を6-1, 4-6, 6-2のフルセットの熱戦の末に破り優勝を飾るとともに、大会2連覇と単複2冠を達成した。国枝は試合後にインスタグラムを更新し「3日連続試合はもはやキツすぎました」と語った。

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今年2月に41歳となった国枝は、2023年1月に世界ランク1位のまま現役を引退。

現役時代には、四大大会の車いすテニス部門で男子歴代最多となる50回(シングルス28回、ダブルス22回)の優勝を記録。また、パラリンピックではシングルスで金メダルを3個、ダブルスで1個獲得しており、四大大会とパラリンピックを制覇する生涯ゴールデンスラムを達成。まさに車いすテニス界のレジェンドである。

その国枝は、昨年初開催となったマイアミ・オープンの車いすテニス部門にトーナメント・ディレクター兼プレーヤーとして参戦し、決勝でA・ヒューエット(イギリス)を逆転で下し初代王者に輝いた。

そして今年も同大会に出場した国枝は、現地27日に行われた準決勝で現世界ランク3位で25歳のM・デ ラ プエンテ(スペイン)をストレートで下すと、この日行われた決勝では同4位で31歳のフェルナンデスをフルセットの熱戦の末に破り優勝を飾った。

現役のトップ選手たちを撃破しタイトルを獲得した国枝はこれで大会2連覇を達成。また、現地26日に行われたダブルスでもG・リード(イギリス)とのペアでデ ラ プエンテ/ フェルナンデス組を破り優勝を飾った国枝は、今大会単複2冠を成し遂げた。

国枝はシングルス決勝の試合後にインスタグラムを更新し、大会を振り返った。

「さすがに3日連続試合はもはやキツすぎましたが、振り絞りました。いつもアメリカで指導してるジュニア達も観に来ていたので、ショボイ試合をしたらアドバイス聞いてくれなくなるプレッシャーとも戦っておりました(笑)」

「体力はかなり落ちてることを実感、戦術と実行力は以前より良いかもしれませんね。皆様、久しぶりの応援ありがとうございました。今年も完全燃焼のマイアミオープンとなりました」

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(2025年3月29日17時04分)
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