西岡良仁、錦織ら存在に「安心感」

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勝利した西岡良仁
画像提供:tennis365.net

男子テニスの国別対抗戦デビスカップワールドグループ1「日本vsコロンビア」(日本/東京、有明コロシアム、ハード)は15日、第4試合のシングルスが行われ、世界ランク54位の西岡良仁が同237位のN・メヒア(コロンビア)を7-5, 6-4のストレートで破るとともに、日本が3勝1敗で勝利を決めファイナル予選進出を果たした。西岡は試合後、チームメイトの錦織圭ダニエル太郎の存在に「安心感」があったと話した。

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ワールドグループ1では、今年2月に行われたワールドグループ1プレーオフで勝利した12ヵ国とファイナル予選で敗れた12ヵ国の合わせて24ヵ国が、2025年のファイナル予選進出をかけて争う。

日本は今回の一戦に、西岡、世界ランク92位のダニエル、同146位の望月慎太郎、同205位の錦織、同338位の綿貫陽介のメンバーで臨んだ。

14日の第1試合では西岡が世界ランク460位のA・ソリアノ バレラ(コロンビア)を、錦織がメヒアを破り、日本が2勝0敗で勝利に王手をかけた。

そして1勝すると日本の勝利が決定する15日、第3試合では望月/ 綿貫ペアがN・バリエントス(コロンビア)/ C・ロドリゲス(コロンビア)ペアに逆転負けを喫し、日本は2勝1敗とした。

迎えた第4試合は両国のエースである西岡とメヒアが対戦。第1セット、西岡はサービス時に70パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは2度のブレークを奪い先行する。

続く第2セット、西岡は序盤から4ゲームを連取されるも、第5ゲームから一気に6ゲーム連取に成功。熱戦を制しストレート勝ちを収めた。

日本はこれで3勝1敗とし勝利が決定。世界一を目指し、来年行われるファイナル予選に出場する。

試合後の会見で2勝を挙げた西岡は今大会を振り返った。

「ランキングで見れば今日の相手も初日の相手もツアーで当たれば格下と言われるようなランキングの選手でしたけれども、やっぱりデビスカップは本当にアップセットがある戦いなので、負けられないっていう気持ちがかなり大きく、初日の方がプレッシャーは大きかったです」

「ただ今回、錦織選手がナンバー2で初日控えてた、プラスもちろんダブルスの可能性もありましたし、初日も今日も太郎君の可能性もあったし、同じようなツアーで戦っている経験がある選手たちがまだ他に控えていたというところでは、僕としてもすごい気持ち的には楽でした」

「仮にメヒアに今日負けたとしても、太郎君もしくは圭君が勝ってくれるだろうというような安心感の中でプレーができるっていうのは気持ち的にはすごい違いました」

なお、勝敗が決したため第5試合は中止となった。

【14日(土)】
第1試合
西岡良仁 6-2, 6-4 A・ソリアノ バレラ

第2試合
錦織圭 6-4, 6-4 N・メヒア

【15日(日)】
第3試合
望月慎太郎/ 綿貫陽介 7-6 (7-4), 2-6, 3-6 N・バリエントス/ C・ロドリゲス

第4試合
西岡良仁 7-5, 6-4 N・メヒア

第5試合
錦織圭 中止 A・ソリアノ バレラ

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