女子テニスで世界ランク3位のC・ガウフ(アメリカ)の父、コーリーは22日にインスタグラムを更新。21日に行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、WTA1000)3回戦で物議を醸した判定に抗議したガウフについて「娘を誇りに思う」とつづった。
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19歳のガウフは今季、1月のASB クラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250)で大会連覇を果たすとともにツアー通算7度目の優勝を飾った。その後の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では4強入りするも前週のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)では初戦となる2回戦で敗れた。
そのガウフは第3シードとして出場する今大会、初戦となる2回戦で世界ランク58位のE・コッチャレット(イタリア)をストレートで撃破し初戦突破。続く3回戦では同36位のKa・プリスコバ(チェコ)と顔を合わせた。
この日の第1セット、8度のダブルフォルトを犯すなどサービスゲームでミスが目立ったガウフは3度のブレークを許し先行される。第2セットでは2度のブレークを許したものの自身は3度のブレークに成功し1セットオールに追いつく。迎えたファイナルセットでは第8ゲームで1度のブレークに成功し、1時間53分で勝利した。
この試合の第2セット途中、物議を醸す判定が主審によって下されておりガウフは不満を露わにした。ガウフが放ったサーブをプリスコバがネットにかけポイントを獲得したかに見えたが、主審はアウトのジャッジ。その後、電子判定を求めるとインと判明する。これによりガウフがポイントをしたかに思えたが主審はファーストサーブをやり直すように言った。
これにガウフは納得いかず猛抗議するも主審も譲らず。さらに大会のスーパーバイザーを呼ぶことを要求したが通らず。5分近く中断した結果、判定は覆らなかった。勝利したガウフにとっては後味の悪い試合となった。
そして今回、試合から1日が経ち、父コーリーがインスタグラムを更新。次のようにつづり、娘であるガウフを誇りに思うことを強調した。
「娘を誇りに思う。自分のために立ち上がり、公正さのために戦う。私たちが知っている中で最も強い女性であるあなたの祖母の強さを君は持っている。情熱的でありながら、敬意を保ちながら自分の主張を明確にした」
「戦うということがどういうことなのか、あらゆる女性や同世代たちにとって素晴らしい模範を示した。望んだ結果が得られなかったにもかかわらず、自分自身のために立ち上がり、うまく前に進むことができた。私が祈ったとおりの女性になりつつある。神のお恵みがありますように」
この投稿にガウフは反応しており「ありがとうお父さん、とても愛している! 最高の父親でいてくれてありがとう。あなたがいなかったら、今の私はなかった」とコメントしている。
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