杉田祐一 ガスケ破る金星

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慶應チャレンジャー時の杉田祐一
画像提供:tennis365.net

男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は25日、シングルス2回戦が行われ、ラッキールーザーで出場の杉田祐一は第9シードのR・ガスケ(フランス)を4-6, 6-3, 7-6 (7-3)の逆転で破る金星をあげ、初の3回戦進出を果たした。

この試合、杉田は先にブレークを許して第1セットを落とす。第2セットでも2度のブレークを許したが、粘り強くポイントを重ねてガスケのサービスゲームを3度破り、セットカウント1-1に。

迎えたファイナルセット、先にブレークチャンスを掴んだ杉田だったが、ものにすることが出来ない。その後も両者譲らぬ攻防が続いたが、ミスが増えてきたガスケの隙をついて第9ゲームで先にブレークに成功。2本のマッチポイントを握った直後の第10ゲームでブレークバックを許したが、タイブレークをものにして勝利した。

3回戦では、第7シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)と世界ランク74位のA・セッピ(イタリア)の勝者と対戦する。

今大会、杉田は予選2回戦で敗れていたが、第2シードの錦織圭が右手首の故障で欠場したためラッキールーザーで2年ぶりに本戦に出場。1回戦では元世界ランク5位のT・ロブレド(スペイン)をストレートで破り、初勝利をあげた。

杉田にとっては今大会が今シーズン初のツアー本戦となる。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)ではいずれも予選2回戦で敗れていた。

現在の世界ランクは91位で、同5位の錦織圭、同64位の西岡良仁に次いで日本勢3番手に位置している。今季は慶應チャレンジャー国際テニストーナメント(日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー)とピンシャン・オープン(中国/深セン、ハード、ATPチャレンジャー)の2大会でタイトルを獲得した。

一方、勝利したガスケはバルセロナ・オープンに6年ぶりの出場だったが、初戦突破とはならなかった。






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(2017年4月25日22時36分)
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