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バックハンド編

Vol.10 上級者への道 両手打ち編

上級者への最短距離を進むためには、初中級段階で何を大事にすべきか、蝶になる前のサナギの技術を徹底解説

できるだけ最短距離で、無用な壁にぶつかることなく上級者へと成長していくためには、どんなルートを進めば良いのか?
上級者の手前の段階で身につけておくべき基礎技術とは何なのか?
というテーマでお贈りしている「上級者への道」シリーズ。今回は両手打ち編をお贈りします。

両手打ちの前提の技術 前提でほとんど決まる

グリップやテイクバックは意外にシンプル

両手打ちの前提の技術も、他のストロークの場合と同様、グリップやテイクバックも含めた基本スウィングを身につけるということにある。ただ、両手打ちの場合は、前提の技術がしっかりと完成すれば、さまざまなショットに応用できるので、前提の技術が占める範囲が非常に大きいと言える。

その中で、スウィングに関しては次ページで解説することにして、ここではグリップやテイクバックに関して触れていこう。

グリップに関しては、意外にバリエーションが少なく、下写真で示した3種類の中で、①の標準型が圧倒的に多い。右手(利き手)の握りが薄く、そのまま片手でスライスも打てるという部分にメリットがあるからだ。また、その他に、「ラケットを立てるタイプ」と「寝かすタイプ」の違いがある。

テイクバックに関しても、とくにむずかしい部分はない。面を変えないで、そのまま引くという形でOKだが(下写真)、「引きすぎない」という点には十分注意してほしい。

両手打ちでは、大きく分けて3種類の握り方がある。①は、右手がコンチネンタルで、左手はイースタンからセミウェスタン程度。②は、右手が少しバック側に厚く、左手も厚めになる。③は、右手が少しフォア側に厚く、左手は①と同じ(このタイプはボレーも両手で打つ人が多い)。ただ現在では、この中で①が圧倒的に多くなっている。

両手打ちのテイクバックは、とくにむずかしい部分はなくシンプルだ。基本的に、面を変えずにそのまま「まっすぐ引く」、あるいは「スウィングの逆」という感覚でOKだ。ただし、大きなテイクバックは、威力の面でのメリットはなく、逆にタイミングの遅れにつながりやすいので、「引きすぎない」という意識は大切にしてほしい。

両手打ちの場合、グリップ(握りの厚さ)の違いの他に、右のようにラケットを「立てるタイプ」と「寝かすタイプ」という違いもある。この違いについては、また別の機会に詳しく解説するが、「寝かすタイプ」(左)のほうが多数派で、とくに女子はほとんどがこのタイプだ。だが、「立てるタイプ」(右)が強打に不利というわけではない。

S.ウィリアムズのラケットを寝かす両手打ちバックハンド
こちらはラケットを寝かすタイプの代表的な例で、グリップは①の標準型、テイクバックはシンプルなストレート型になっている。テイクバックに関しては、クレイステルスやハンチュコバのように上にループさせる選手もいるが、フォアハンドほど大きく回すことはなく、面も極端に下を向ける必要はない。
A.アガシのラケットを立てる両手打ちバックハンド
こちらはラケットを立てるタイプの代表例で、スウィング中に右肘があまり曲がらず、ラケットを立てた状態を保っている。腕力のある人なら高い打点でフラットに打ちやすい打ち方だ。また、立てるタイプでも寝かすタイプでも、あまり左手の握りを厚くすると、スウィングが窮屈になってしまうので注意しよう。

「目標とサナギの技術 ボールをよく引きつけて叩く」 >>

(テニスジャーナル 2003年9月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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