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バックハンド編

Vol.10 上級者への道 両手打ち編

目標とサナギの技術  後ろ足を上げての強打

目標=後ろ足を上げて、高いボールをフラットに叩く

両手打ち編の最後は、男子プロの試合でしばしば見られる、後ろ足を持ち上げる打ち方を目標にしてみよう。マンガの『テニスの王子様』では「ジャックナイフ」と呼ばれている打ち方だ。

では、なぜ後ろ足を上げるのか?それは、両手打ちでフラットなスウィングをするには、肩を前に傾ける必要があるが、その姿勢のまま打点を高くしていくと、後ろ足を地面に着けていられなくなるからだ。つまり、高い打点でフラットに打つための技術ということになる。打点が高くなるとフラットに打てないという人は、挑戦する価値がある。

サナギの段階=前傾姿勢でフラット気味に叩けるように

これに対するサナギの技術としては、まず後ろ足を上げずに、前傾姿勢でフラット気味に叩けるようになることだ(イラスト参照)。それができるようになったところで、そのまま打点を高くしていけば、後ろ足を上げる意味も実感できるはずだ。

両手打ちでフラットなスウィングをするためには、このように肩(上体の軸)を前傾させ、その姿勢を維持したまま振り抜く必要がある。そのため、後ろ足のほうが前足よりも引き上げられ、そのまま打点を高くしていけば、後ろ足が地面を離れることになる。そこで、わざと先に後ろ足を上げ、その反動(左写真参照)を利用して打つのが、後ろ足を上げる打ち方なのだ。

後ろ足を上げた状態でパワーを出すには、持ち上げた足の反動を使う必要がある。具体的には、テイクバックで右写真のように膝を持ち上げ、打球時にはその膝を内側にひねりこみながら後方に蹴る(写真左)という使い方になる。この反動によって、上体を前に回しやすくなり、パワーアップを図れるのだ。

練習法:浅く高くバウンドするボールを出してもらう

練習法としては、浅く高くバウンドするボールを出してもらって打つのが効果的だ。ただし、初めから後ろ足を上げる必要はなく、打点も腰から胸ぐらいの高さ(後ろ足が上がらない高さ)にして、前傾姿勢でフラットに打つことだけを意識しよう。そうして前傾姿勢に慣れてきた段階で、徐々に打点を高くしていけば、自然に後ろ足が持ち上がってくるので、そこから自分で後ろ足を上げる打ち方にトライしていけば良い。

【目標】 J.C.フェレーロの後ろ足を上げたハードヒット(倍速デジタル撮影)
後ろ足を上げる打ち方では、テイクバック時から前足1本で立っていて、地面を蹴ってパワーを出すことはできないので、上げた足の反動を生かすことが重要になる。また、足を上げることの意味を理解せず、ただ後ろ足を上げることだけを真似してもメリットはないので注意したい。
【サナギ】 M.アンチッチの肩を前傾させた両手打ちバック
こちらは、後ろ足を上げてはいないが、肩(上体の軸)を前傾させて、フラット気味のスウィングで叩いた例。まずは、このような打ち方を身につけることが先で、同じことを高い打点でもやろうとしたとき、自然に後ろ足が引き上げられてきて、そこから後ろ足を上げる打ち方が生まれたわけだ。
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(テニスジャーナル 2003年9月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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